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現代韓国文化

Let’s みんぱっく!!-活用例-

豊中市立北丘小学校

「現代韓国文化」

  • 平成17年10月27日 3時限目
  • 学年:5年生、6年生
  • パックの種類と授業科目:「ソウルスタイル」、 総合学習(単発の授業)

お隣の国、“韓国の今”をより知るために講師を招いて「現代韓国文化」という授業が行われました。
講師は豊中国際交流センターより紹介してもらった留学生の方です。
先生のお話と、「みんぱっく」というモノを通して今の韓国の様子や、子どもたちの様子を知ってもらいます。

授業の流れ

授業は5年生と6年生合同で多目的室で行われました。

  1. 先生の自己紹介
  2. 簡単な韓国語
  3. 韓国の文化・生活
  4. 質問コーナー
  5. 6年生のリコーダー奏・歌 「ふるさと」

1:講師の自己紹介

韓国語での挨拶があり、生まれ育ったところを、地図を使って説明することから始まりました。
「私は韓国出身で、6年前に日本に勉強をするために来ました。」

2:簡単な韓国語
3:韓国の文化・生活

衣装について

大きなポスターを見せながら、民族衣装について説明します。
チマチョゴリ、パジチョゴリの言葉の意味など。
「みんぱっく」の実物を講師が軽くはおりながら説明が続きます。

文字について

ハングル文字の表を見せながら。
母音と子音の組み合わせなのだと説明。(とても簡単!だそうです)

食物について

大きなポスターを見せながら、代表的な韓国の食べ物の名前を教えてくれました。
キムチやサムゲタン、トック、など、聞いたことのあるものばかりです。
言葉の意味を教えてもらうと、料理の名前もとても納得がいきました。
ここでお箸とスプーンの説明です。
韓国のお箸は金属でできていて、おかずを取り、食べるのに使います。
そして、ご飯はスープと同様、スプーンで食べます。
また、韓国での食事のマナーなども教わりました。

子どもの様子

「みんぱっく」を使っての説明が始まります。

  • 教科書・・・日本のモノとよく似ています。でも、サイズが大きい?!
  • 給食セット・・・日本のモノと違って、全部くっついてます。
    ご飯と大きなおかずがあって、他に小さなおかずが3つあります(デザートも含む)
    私が子どもの頃は、小学校もお弁当でした。今は、ほとんどの学校が給食です。
  • お箸・スプーンセット・・・日本のモノと一緒だけど、素材が全然違いますね。こちらは金属でできています。
    日本のは木やプラスチックでできていますよね。
    それから、お箸を使うのは、おかずを食べるとき。ご飯は、韓国ではスプーンで食べます。
  • リュック・・・日本では、ランドセルで学校に通いますが、韓国では好きなキャラクターのリュックをもっていきます。
  • リュックの中身(筆箱、水筒、ノート、縄跳びなど)
    ・・・日本とそんなに変わりません。私のお姉さんの娘はキティちゃんにはまっています。
    日本と同じで、その時TVでやっているアニメキャラクターの文房具などが人気があります。
    男の子なら、仮面ライダーなどです。
  • 仮面、帽子など・・・普段使うモノではなく、民族舞踊などで使うモノです。
  • 太鼓・・・ソゴといって、小学校で一番よく使う太鼓です。(運動会など)

4:質問コーナー

すごい韓流ブームですが、ぺ・ヨンジュン以外に有名な俳優は韓国にいますか?

【答え】 もちろん、他にもたくさん人気のある俳優さん、女優さんがいますよ。

親にもらった箸とスプーンを一生使うと聞いたのですが本当ですか?

【答え】 昔のお金持ちのお家ではあった伝統ですね。今は特に必ずというわけではありません。
しかし、私の実家にはおばあちゃんからお母さんに受け継がれた箸とスプーンがありますよ。

5:6年生のリコーダー奏・歌 「ふるさと」

たくさんのことを教えてくれた講師の方にお礼の気持ちを込めて、6年生からの「ふるさと」の歌と笛の演奏のプレゼントがありました。

先生の感想

子どもたちはパックの中身を見て、自分たちと同じような物を使っているという驚きがありました。
パックを利用すると、説明をしていても理解しやすいです。

見学の感想

今回は、豊中国際交流センターより派遣された韓国の講師が招かれ、現代の韓国文化や生活など、「みんぱっく」のモノ達を見せながら、講師の方の実体験を織り交ぜて語られていきました。
単発の総合学習の時間で1時間という短い時間でしたが、実体験や本物の韓国語に触れ、子どもたちはとても興味深く話を聞いていました。
そして、話だけではちょっと理解しにくいこともモノが目の前にあることで、現代の韓国の様子を理解するのに随分役立ったと思います。
最近の韓流ブームで随分韓国のことをテレビや新聞などを通して知ることができるようになりましたが、さらに生活に密着したところなど、自分たちとの違いや似ているところを確認出来たのではないでしょうか。