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「ムスリムのくらしを体験する」

Let’s みんぱっく!!-活用例-

晃華学園中学校高等学校

「ムスリムのくらしを体験する」

晃華学園中学校高等学校は中高一貫の女子校。中学1年生の地理、高校2年生の世界史でみんぱっく「世界のムスリムのくらし2」を使って授業をされました。
ムスリムについて学習した後、みんぱっくにふれることでどのような感想を持ったのかをご紹介します。

利用期間 2018年11月3日~16日
利用したパック 世界のムスリムのくらし2 同時代を生きる
学年 中学1年生/高校2年生
利用科目 地理/世界史
ねらい ムスリムのくらしを体験する

中学1年生/地理の授業

中学1年生の地理では、世界地理を学んでいます。人々の暮らしには宗教が大きな影響を及ぼしていますが、なかなか実感を持って学ぶことは難しいです。そこで、みんぱっくを使用し、世界の宗教とそれに関わる人々の生活を体験します。

空ける前に

みんぱっくが開けられると、みんな興味津々。思い思いに衣装や生活用品を手に取り、教室のいたるところで、話し合いが始まります。

話し合い

教科書やテレビを通して得られるイメージとは異なるムスリムの一面を知り、生徒たちはムスリムを身近に感じることが出来たようです。

生徒たちの感想

話し合い

高校2年生/世界史の授業

高校2年生の世界史では「イスラーム世界の成立」を学んでいます。 最初に、イスラーム( イスラム教) はどのように成立したのか、コーランには何が書か れているのか、なぜムスリムは多くの規律を守っているのかなどを考えました。

一通りイスラームについて学んだ後、みんぱっくを開きます。

話し合い

英語の成分表記を読み始めたり、みんぱっくに入っているモノ情報カードを自らすすんで確認する生徒も多くいました。

生徒たちの感想

話し合い

先生の感想

今回の授業は2学期の中間頃に行いました。中学1年生は、1学期にイスラーム圏の暮らしや、宗教についての学習を行ったので、生徒たちは以前に学習したことを思い出しながら、思い思いに自分たちの興味のある衣装や生活用品を手にしていました。 異文化の暮らしや生活の決まりなどは、授業で一方的に知識の伝達をするだけでは生徒たちも具体的にイメージしにくいと思いますが、実際に現地で使われているものを使ったりさわったりすることで、生徒の理解もより深まったように感じます。中学生の発想はとても柔軟で、こちらが予想していなかった使い方を提案してきたり、新しい着こなしを見せてくれたりなど、教員側にとっても新しい気付きが多くありました。また是非、別のパックを利用してみたいと思います。

(工藤優希子先生/中学1年生 地理担当)

高校生の歴史の授業はどうしても講義形式が多くなるため、生徒が主体となって学ぶための教材を用いることができ、とても有意義な時間となりました。今回のみんぱっくの利用によって、世界史の授業で得た「過去の歴史」の知識を、「現在の生活」と結びつけることができたと感じています。特に、ムスリムの女性が使用するものに対して、同世代の女子高生だからこそ気が付く様々な発見がありました。今回の授業によってよりイスラームを身近に感じ、相互理解に結びつけてくれたら嬉しいです。

(田畑和音先生/高校2年生 世界史担当)

みんぱっく運用担当者の感想

今回は取材レポートではなく、先生に書いていただいたアンケートやみんぱっくについてのブログを元に授業風景をまとめたものです。
みんぱっくは、先生方の授業に沿った使用方法を考えていただくことからスタートします。晃華学園中学校高等学校では、異なる学年と科目で同じパックをご利用いただきました。みんぱっくをとても有効に、効率よくご活用いただいたと思います。
どちらの授業においても、生徒さんは特にムスリム女性の美やファッションなどに関心を持たれたようです。私たちとの共通点・相違点の発見にとどまらず、考えを発展し、自分や社会の役割を含めた意見・感想を持たれていたのが印象的でした。2020 年オリンピック開催地である東京にある学校ということで、様々な国の人との交流に生かしていただけたら嬉しいです。

利用したパック

世界のムスリムのくらし2 同時代を生きる