みんぱく公開講演会「イメージの脈動にふれる」
日 時 | 2022年3月25日(金) 18:30~21:00(17:30開場) |
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講演会場 | オーバルホール 大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞大阪本社ビルB1階 |
主 催 | 国立民族学博物館、毎日新聞社 |
定 員 | 180名(要事前申込み/先着順) |
参 加 費 | 無料 |
☆手話通訳あり
☆本講演会は会場内のほか、WEBライブ中継(要事前申込み)でもご参加いただけます。
☆新型コロナウイルス感染症の状況により、講演を変更、中止する場合がございます。ご了承ください。
趣旨
「神話は人間のなかにおいて、人間自身が知らぬまに考え出される」。文化人類学の巨人、レヴィ=ストロースはそう語りました。
神話に限らず、わたしたち人間に内在するイメージ<心象、心像、死後の世界、夢、自然界がもたらす神秘、超越的な存在など>は、人のはからいや制御を超えて生まれ、変化し、融通無碍に世界を形づくります。それはさらに、人の所作を通して活性化され、時に廃れ、人と人のつながりを介して時空を超えて脈打ち、様々な媒体を通して顕現し増殖していきます。
本講演会では、チベットの視覚理論と、エチオピアの音楽、中国・敦煌の石窟壁画の事例を手がかりに、さまざまなイメージが生成・増殖していく様相をひも解き、人間の制御を超えた<イメージの主体性>を前提とした知や学問のありかたを考えます。
プログラム
総合司会 平野智佳子(国立民族学博物館助教)
17:30~18:30 | 受付 | |
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18:30~18:35(5分) | 開会 | 毎日新聞社大阪本社・編集局長 鯨岡秀紀 |
18:35~18:40(5分) | 挨拶 | 国立民族学博物館長 吉田憲司 |
18:40~19:30(50分) | 基調講演 | 「眼とイマージュ」 中沢新一(思想家・人類学者) |
19:30~19:45(15分) | 報告1 | 「蠟と金-エチオピアの楽師が奏でる生と死のイメージ世界-」 川瀬慈(国立民族学博物館准教授) |
19:45~20:00(15分) | 報告2 | 「色と光がつくりだす敦煌莫高窟のイメージ世界」 末森薫(国立民族学博物館助教) |
20:00~20:15(15分) | 休憩 | |
20:15~21:00(45分) | パネルディスカッション | 中沢新一 × 川瀬慈 × 末森薫 |
講師紹介
中沢新一(思想家・人類学者)
1950年、山梨県生まれ。京都大学こころの未来研究センター特任教授、千葉工業大学日本文化再生研究センター所長。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。インド・ネパールでチベット仏教を学び、帰国後、人類の思考全域を視野にいれた研究分野(精神の考古学)を構想・開拓する。著書に『チベットのモーツァルト』『森のバロック』『アースダイバー』『カイエ・ソバージュ』シリーズ、『熊楠の星の時間』ほか多数。近著に『レンマ学』、『アースダイバー 神社編』がある。
川瀬慈(国立民族学博物館准教授)
専門は映像人類学、アフリカ地域研究。人類学、シネマ、アート、文学の実践の交差点から映像、音、詩を用いた話法を探究。著書に『ストリートの精霊たち』(2018年、世界思想社、第6回鉄犬ヘテロトピア文学賞)、『エチオピア高原の吟遊詩人うたに生きる者たち』(2020年、音楽之友社、第43回サントリー学芸賞)等。
末森薫(国立民族学博物館助教)
博物館における資料保存・管理の実証的研究に携わる。また、中国甘粛省にある仏教石窟、エジプトやバーレーンの考古遺跡等をフィールドとして、美術史・考古学、文化財科学の視点より研究を進めている。著書に『敦煌莫高窟と千仏図-規則性がつくる宗教空間』(2020年、法蔵館)がある。
総合司会
平野智佳子(国立民族学博物館助教)
文化人類学を専門として、オーストラリアの中央砂漠を中心としたフィールドワークに基づく研究に取り組む。主な研究内容は、アボリジニの飲酒。主要論文として「分配行為にみるアナングのやり方:オーストラリア中央砂漠アボリジニのキャンバス販売と酒の購入資金の獲得の分析から」(2021年、『文化人類学』86巻2号)。
地図
講演会場:オーバルホール(大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞社ビルB1階)
交通機関
- JR大阪駅(桜橋口)から徒歩8分
- JR環状線福島駅から徒歩5分
- 阪神梅田駅から徒歩8分
- 地下鉄西梅田駅から徒歩8分
申込方法
会場参加
定員に達したため、会場申込の受付を終了いたしました。
事前予約・定員制(先着順)での開催となります。受付期間 2月14日(月)9:00~3月17日(木)17:00
[定員になり次第受付終了]本人を含め5名まで
ライブ中継視聴
ライブ中継視聴の受付を終了いたしました。
事前予約制での開催となります。受付期間 2月14日(月)9:00~3月17日(木)17:00
お問い合わせ先
国立民族学博物館 研究協力課
TEL 06-6878-8209
メールアドレス koenkai★minpaku.ac.jp
※★印を@に変更して送信ください。