Select Language

【館外開催】みんぱく公開講演会「不安の時代――若き人びとの心のゆくえ」

日時:
2025年03月21日 @ 18:30 – 21:00 Asia/Tokyo タイムゾーン
2025-03-21T18:30:00+09:00
2025-03-21T21:00:00+09:00
場所:
オーバルホール
みんぱく公開講演会「不安の時代――若き人びとの心のゆくえ」

日  時 2025年3月21日(金)
18:30~21:00(開場17:30)
講演会場 オーバルホール
大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞大阪本社ビルB1

※館外での開催となります。ご注意ください。
主  催 国立民族学博物館、毎日新聞社
定  員 480名(事前申込み制/先着順)
参 加 費 無料
  • 手話通訳あり
  • インターネットでのライブ中継も実施いたします(事前申込み制)。
  • 座席はすべて自由席です。

趣旨

21世紀のこんにち、世界中の若年層が精神的不安を抱えた経験をもち、毎日を生きているといわれる。人生の過渡期にある人びとが不安を抱くこと自体は、歴史的に珍しいことではない。
しかし、文化的境界をまたいで人びとや商品、情報が移動し、新しい価値と旧来の価値が相克する現在、個人がもつ欲求は社会的期待とかならずしも一致せず、これまでにない不安が出現している。また、隣人どうしで価値観をすり合わせにくくなっていることも、不安を大きなものにしている。
こうした不安はうつ病や不安障害、ストレス関連症状など医学の語彙で語られるいっぽう、文化的にそれを解釈する枠組みもたえず刷新されてきた。本講演会では、若年層をとりまくグローバルな現状にも目を配りつつ、不安に対するローカルな実践を紹介し、不安をめぐるあらたな視点とアプローチについて討議したい。

プログラム

17:30 – 18:30 受付
18:30 – 18:35 開会挨拶 木戸哲(毎日新聞大阪本社編集局長)
18:35 – 18:40 挨拶・趣旨説明 吉田憲司(国立民族学博物館長)
18:40 – 19:00 講演1 鈴木晃仁(東京大学教授)
「20世紀前半の東京の若者と不安―歴史と国際比較」
19:00 – 19:20 講演2 奥田若菜(神田外語大学教授)
「社会格差が引き起こすブラジルの若者の不安」
19:20 – 19:40 講演3 阿毛香絵(京都大学助教)
「『生きづらさ』を超えて―セネガルの若者たちの事例から」
19:40 – 20:00 講演4 諸昭喜(国立民族学博物館准教授)
「韓国の若い世代の鬱火」
20:00 – 20:20 休憩
20:20 – 21:00 ディスカッション 鈴木晃仁 × 奥田若菜 × 阿毛香絵 × 諸昭喜
司会:飯田卓(国立民族学博物館教授)

講師紹介

鈴木晃仁(東京大学教授)

鈴木晃仁(東京大学教授)

1986年に東京大学教養学科を卒業し、1992年にロンドン大学・ウェルカム医学史研究所にてPhDを取得。1997年より慶應義塾大学経済学部で歴史学を、2021年より東京大学人文社会研究科で死生学応用倫理を教える。専門は医学史で、特にイギリスと日本の精神医療と感染症の歴史を研究している。著作は Madness at Home(2006), Reforming Public Health in Occupied Japan,1945-52(2012、共著)。義塾賞 (2007),The Carlson Award,Cornell University Medical College (2014)。

奥田若菜(神田外語大学教授)

奥田若菜(神田外語大学教授)

社会格差の視点からブラジルで調査研究を行っている。近年では、中絶論争や感染症に関する研究に取り組んでいる。著作に『貧困と連帯の人類学:ブラジルの路上市場における一方的贈与』(2017年、春風社)、『格差社会考:ブラジルの貧困問題から考える公正な社会』(2021年、神田外語大学出版局)、共訳書にデボラ・ジニス著『ジカ熱』(2019年、水声社)などがある。

阿毛香絵(京都大学助教)

阿毛香絵(京都大学助教)

京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科助教。大学学部2年生の時にセネガルの首都ダカールのシェイク・アンタ・ジョップ大学に留学し、以後西アフリカのイスラームと政治、若者の生き方に関心を持って研究してきた。2019年にフランス国立社会科学高等研究院(EHESS)で博士号(文化人類学)を取得。近年の論文に「現代社会における宗教性に関するアフリカ・アジア比較研究の可能性」(2024)、“Emergent Use of Visual Media in Young MuslimStudies”(2024)などがある。

諸昭喜(国立民族学博物館准教授)

諸昭喜(国立民族学博物館准教授)

韓国の産後の病を中心に病の変遷に関する研究を進めている。最近では若者の鬱火に関する研究に力を注いでいる。著作に『産後の〈風〉:病いの語りからみる韓国社会とジェンダー』(2024年、春風社)、共著『バングラデシュ農村を生きる』(2021年、風響社)、共訳書に北中淳子著『우울증은 어떻게 병이 되었나(うつはどのように病になったか)』(2023、April Books)などがある。

地図

講演会場:オーバルホール(大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞社ビルB1階)

交通機関

  • JR大阪駅(西口)から徒歩6分
  • JR環状線福島駅から徒歩5分
  • 阪神大阪梅田駅から徒歩8分
  • 大阪メトロ西梅田駅から徒歩8分

西梅田地下道「6-10」出入口より、毎日新聞ビルB1階にご入館できます。
詳しくはこちら(オーバルホールホームページ)

申込み方法

会場参加

申込受付を終了いたしました。

  • 事前申込み・定員制(先着順)での開催となります。
  • 受付期間:2月4日(火)10:00~3月11日(火)17:00
    [定員になり次第受付終了]


Webライブ中継視聴

申込受付を終了いたしました。

  • 事前申込み制での開催となります。
  • 受付期間:2月4日(火)10:00~3月11日(火)17:00


お問い合わせ先

国立民族学博物館 研究協力課
TEL:06-6878-8209
メールアドレス:minpakukoenkai★minpaku.ac.jp
※★印を@に変更して送信ください。