フランス高等研究実習院(EPHE)と研究協力協定を締結
2025年7月9日、フランス高等研究実習院(École pratique des Hautes Études)のティエリ・ウィルト副院長・教授、グレゴリー・デラプラス教授、マティアス・ハイエク教授、リュク・オーブリー部長が訪問され、本館との間で研究協力協定を締結しました。

フランス高等研究実習院は、1868年創設のフランスを代表する高等研究機関で、生命科学・地球科学部門、歴史学・文献学部門、宗教科学部門の三部門を擁します。
人類学では、マルセル・モースやクロード・レヴィストロース、ロベルト・アマヨンといった錚々たる研究者が在籍したことで知られています。また大学院教育を行っており、フィリップ・デスコラ教授の母校でもあります。
今後、本館はフランス高等研究実習院と、モンゴル・東アジア人類学や宗教人類学を中心とした研究協力を深化させていくことになります。
また本館に設置されている総合研究大学院大学の人類文化研究コース(博士後期課程)とフランス高等研究実習院の双方の大学院生の指導の協力体制を構築していくことにもなりました。

調停式には、関雄二館長をはじめとして、平井京之介副館長、福岡正太副館長、協定締結を担当した島村一平教授、そして総研大の人類文化研究コースのコース長である三尾稔教授、鈴木英明准教授が参加しました。
みんぱくの研究の国際発信の強化と大学院教育のさらなる強化にご期待ください。