大阪府河内長野市立千代田中学校:「世界の暮らし どうなっ展~世界の扉を開こう~」
Let’s みんぱっく!!-活用例-
大阪府河内長野市立千代田中学校:「世界の暮らし どうなっ展~世界の扉を開こう~」
大阪府河内長野市立千代田中学校では、授業の一環として、校内教室の一室を社会科博物館とし、「世界の暮らし どうなっ展~世界の扉を開こう~」という展示がおこなわれました。期間中には展示替えもあり、子どもたちはさまざまな地域の資料に触れることができたようです。みんぱっくも数種類使用された中、今回は「エチオピアのコーヒーセレモニー」のパックを活用した展示についてまとめました。
【本ページは学校からご提供いただいたレポートと写真をもとに構成しています。】
パック利用期間 | 2022年10月23日(木)~2022年11月5日(日) |
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利用したパック | 「エチオピアのコーヒーセレモニー」 |
対象 | 中学1年生、159名 |
学習のテーマ | 世界の暮らし どうなっ展~世界の扉を開こう~ |
学習単元 |
世界のさまざまな地域 ・人々の生活と環境 ・世界の諸地域(アジア・ヨーロッパ・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オセアニアの6州) |
学習のねらい | 世界を身近なものとして捉えるとともに教科書の内容を深め、世界地理の学習を通して国際理解学習と関連付ける |
授業全体のながれ
2022年9月12日(木)~12月16日(金)の間、教室の一室にさまざまな民族衣装等を展示した。その教室を社会科博物館として、休み時間等に自由に見学できる場所とした。生徒たちに世界の文化や暮らしを身近に感じさせること、体験により教科書の学習内容を深めさせること、世界に関心を抱かせることに重点を置いた。
9月~:社会科の授業で世界地理の学習にあわせて展示(自由に見学・体験) ◀みんぱっく使用
11月~:JICAやウクライナ難民による出前授業
平和音楽会(オンライン実施)への参加
オーストラリア交流会(オンライン実施)への参加
12月~:総合学習にて国際理解学習の一環として調べ学習と壁新聞の作成
展示や見学の様子
特に反響があった資料など
どのパックにおいても民族衣装を試着することに反響が大きく、生徒たちの印象に残ったようである。
学生の反応
カルディという少年がコーヒーを見つけ、当時の人はコーヒーの実を食べると
元気になると言っていたということが分かった。
服はカラフルで日本で着ても違和感ないと思う。
コーヒーをつくる時に手で混ぜていたのはびっくりした。
初めて見たけどいい感じだった。インドの服に似ていた。
先生の感想
社会科博物館の開館時間を待つ生徒や、展示替えのタイミングだけでなく毎日のように見学し、民族衣装などを体験する生徒が多く、見学や体験を通じて教科書の内容を深めることができた。さらに、実際に着たりさわったりできたことで身近に感じ、世界に興味を持つ生徒が増えたように感じた。また、さまざまな国の壁新聞を分担して制作し、発表したことで、より学習を深めることができた。今後、より計画的に系統立てて展開するとともに、効果的な活用について研究を進めたい。