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甲南女子大学 学芸員課程:博物館実習展「ソウルのこども時間」

Let’s みんぱっく!!-活用例-New

甲南女子大学 学芸員課程:博物館実習展「ソウルのこども時間」

甲南女子大学 学芸員課程において、展示実習の展示資料としてみんぱっく「ソウルのこども時間」「オプション ふとん」を使われました。博物館実習展『ソウルのこども時間』での活用方法をご紹介します。ぜひ活用の参考にご覧ください。

【本ページはみんぱっく担当が取材させていただいた内容と大学からご提供いただいたレポートと写真をもとに構成しています。】

パック利用期間 2023年11月21日(火)~2023年12月4日(月)
利用したパック ソウルのこども時間」 オプション「ふとん」
対象 展示見学者
実施場所 甲南女子大学 図書館本館 第2貴重書展示室
実施内容
  • 9/23(土・祝)
    みんぱっくのモノ(資料)について学ぶ
  • 11/25(土)
    みんぱっくの開梱・点検・展示
  • 12/2(土)
    みんぱっくの撤収・点検・梱包
学生・教員数 学芸員課程4年生17名・教員2名

9/23(土・祝)みんぱっくのモノ(資料)について学ぶ

みんぱっくのモノ(資料)について学ぶ
みんぱっくのモノ(資料)について学ぶ

みんぱっくが届く前に、国立民族学博物館「みんぱっく」のホームページにある「モノ情報カード」を活用して、パックのモノ( 資料) について学ぶ。
モノ情報カードを分類し、どのように展示するのが効果的か話し合った。

事前学習にもご活用ください!!

モノ情報カード

モノそれぞれに一枚づつ対応している簡単な解説カードです。パック内ではリングで束ねてあり、ばらしての利用も可能です。
カードの情報は、国立民族学博物館みんぱっくホームページ内<ぱっくの種類>の各ページからPDFファイルで、プリントアウトすることも可能です。

モノ情報カード
  • オモテ
    通し番号・現地語名称・内容物写真
  • ウラ
    日本語名称・産地・素材・成り立ち・しくみ・作成方法・使用方法・着付け方法・取扱い注意・対応する関連資料・担当教員の一言


11/25(土)みんぱっくの開梱、点検、展示

博物館実習展「ソウルのこども時間」フライヤー
  1. 到着したみんぱっく「ソウルのこども時間」と「オプションふとん」を開梱
  2. 点検用ライトを使ってモノ(資料)を点検し、到着時の状態(キズ、汚れなど)を点検カードに記入。点検カードは「モノ情報カード」をホームページからプリントアウトしたものを活用
  3. 展示ケースと同じサイズのスペースに資料を配置し、展示のシミュレーションを行う。
  4. シミュレーションで決めた配置で、展示ケースの中にモノ(資料)を展示。照明の位置、ケースの上から、横からの見え方、キャプションとの位置関係等を考慮し、学生同士意見を交換しながら微調整をし、最終の展示の形に仕上げた。

11/27(月)~12/1(金)展示(図書館本館 第2貴重書展示室)

展示
展示
展示
展示

上下2段ケースには、小物等を展示。中央のケースには、衣装など大きめなモノを展示した。

出品資料一覧
ワークシート

「出品資料一覧」及び「ワークシート」を作成し、見学者に配布した。
展示期間:5日間 見学者:約250人

12/2(土)みんぱっくの撤収・点検・梱包

みんぱっくの撤収・点検・梱包
  1. モノ(資料)を展示ケースから撤収し、点検場所まで移動させる。
  2. 点検用ライトを使って点検を行い、展示中にモノ(資料)が変化していないか等、事前に記録した点検カードと見比べ確認した。
  3. モノ(資料)を袋に梱包し、パックに収納した。

みんぱっくを利用した学生の感想

帽子マーク

いつも触っている「教科書」や「服」であっても、「資料」と言われると、あつかい方や触り方が変わりました。

帽子マーク

シミュレーションだけでなく、資料を実際にみてもらう展示にすることは、とても楽しく、また勉強になった。

帽子マーク

「モノ情報カード」からのみでなく、自分自身で帯の結び方を調べたりして展示することで、展示をみる人にどのように伝えられるのかを考えることが出来た。

みんぱっくを利用した教員の感想

大学博物館・資料館を持たない本学での博物館実習展の実施には、様々なハードルがあります。最も大きなハードルが資料の借用の問題です。実際に見て、触れることのできる「みんぱっく」を提供していただき、この問題を解決することができました。
その他に展示会場の問題がありました。この点については、本学図書館から貴重書展示室の利用の提案があり、博物館実習展の実現につながりました。
今回は「ソウルのこども時間」を利用した資料の取り扱いと展示の実習でした。次回は他のパックを利用して、展示構成やキャプション・解説の執筆、ワークシートの作成、ポスター制作なども学生主体で行い、来場者へ展示解説することを目指したいと思います。