国立民族学博物館 国際シンポジウム「学際研究とフォーラム型情報ミュージアム」
日 時 | 2022年3月6日(日) 9:30~17:30 |
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場 所 | オンライン |
参 加 | 要事前申し込み、参加無料 ※逐語通訳あり(日本語・英語、第1セッションのみ日本語・英語・スペイン語) |
シンポジウムのねらい
野林厚志(国立民族学博物館)
国立民族学博物館は、1974年の創設以来、世界の民族文化を研究し、多様な民族資料とそれらに関する情報を集積してきた。そして、現在、有形・無形の資料やそれらに関する情報を「人類の文化資源」として同時代の人びとと共有し、かつ後世に伝えることが喫緊の課題と考えている。そこで、国内外の研究機関や大学、博物館および現地社会と連携しながら本館および連携機関が所蔵する多様な文化資源について国際共同研究を推進し、その成果を、フォーラム型情報ミュージアム(多言語によるフォーラム機能をもつマルチメディア対応のデジタル・アーカイブズ)として、世界に向けて発信するプロジェクトを企画、立案し、推進している。
フォーラム型情報ミュージアムのプロジェクトは、ソースコミュニティを含めた多様なステークホルダーと協働するとともに、さまざまな研究テーマや研究分野への取り組みを可能にしてきた。
本シンポジウムでは、文化人類学も含めた人文科学において重要であると思われる研究テーマのなかから、文化遺産、アート、博物学、アーカイブズという研究テーマをもったプロジェクトを紹介し、研究や調査の強力な手段としてのフォーラム型情報ミュージアムの意義を考えてみたい。
プログラム
9:30 | 参加者登録 |
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10:00 | 開会の辞 |
10:05 | 館長挨拶 吉田憲司(国立民族学博物館長) |
第1セッション――民衆芸術の歴史と現在
司会:飯田卓(国立民族学博物館)
10:30 – 11:30 |
強化型プロジェクト 「モノの民族誌的情報とデータベース――ペルーの文化資料の事例より」 「アヤクーチョで生まれたペルーのレタブロの歴史:ホアキン・ロペス・アンタイとアヤクーチョのレタブロ」 |
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第2セッション――博物学史と研究者
司会:小野林太郎(国立民族学博物館)
11:30 – 12:30 |
強化型プロジェクト 「日本博物学史断章――1930年代の朝枝利男の太平洋探検とそのテクスト」 「朝枝利男とカリフォルニア科学アカデミー」 |
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12:30 – 13:30 | 昼食 |
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第3セッション――学術資料の現地での活用と新たな展開
司会:三島禎子(国立民族学博物館)
13:30 – 14:30 |
強化型プロジェクト 「80年代の音源と調査からたどるサーランギ音楽とガンダルバ社会の変化」
コメント1
コメント2「ネパールにおける社会文化的多様性と多元主義――ポカラから見えること」
コメント3 |
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第4セッション――地域文化の記憶と継承
司会:笹原亮二(国立民族学博物館)
14:30 – 15:50 |
強化型プロジェクト 「民俗芸能伝承の過程に情報ミュージアムを位置づける」 「祖先の思いを伝える――夏目踊りの継承」 「奄美遺産の取り組みについて」 |
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15:50 – 16:00 | 休憩 |
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16:00 – 17:25 | 総合討論
全体コメント |
17:25 | 閉会の辞 平井京之介(国立民族学博物館副館長) |
申し込み
- 要事前申し込み、参加無料
- 申し込み締め切り:2022年2月28日(月)
※ 締め切りを2022年3月3日(木)まで延長いたします。
お問い合わせ先
フォーラム型情報ミュージアム事務局
E-mail:forum_symposium★minpaku.ac.jp
(★印を@に変更して送信ください。)