みんぱく創設50周年記念特別展「吟遊詩人の世界」
会 期 | 2024年9月19日(木)~12月10日(火) |
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会 場 | 国立民族学博物館 特別展示館 |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休 館 日 | 水曜日 |
観 覧 料 | 一般880円(600円)、大学生450円(250円)、高校生以下無料 ※本館展示もご覧になれます。 ※( )は、20名以上の団体料金、大学等の授業でご利用の方、3ヶ月以内のリピーター、満65歳以上の方(一般料金)の割引料金(要証明書等)。 ※大学等は、短大、大学、大学院、専修学校の専門課程。 ※20名以上の学校団体(大学)については、国立民族学博物館展示割引観覧料相当額(大学生200円)でご覧になれます。 ※障がい者手帳をお持ちの方は、付添者1名とともに、無料で観覧できます。 ※大学生・一般の方は万博記念公園各ゲートで、国立民族学博物館の観覧券をお買い求めください。同園内を無料で通行できます。 ※高校生以下の方、国立民族学博物館友の会会員の方は万博記念公園各ゲート有人窓口で、みんぱくへ行くことをお申し出いただき、通行証をお受け取りください。 ※万博記念公園をご利用になる場合は、同園入園料が必要です。 ※全国の主要コンビニで観覧券をお買い求めいただけます。 ▶ 詳しくはこちらから |
主 催 | 国立民族学博物館 |
協 力 | 公益財団法人千里文化財団、国士舘大学、瞽女ミュージアム高田、東京学芸大学、豊岡市立日本・モンゴル民族博物館 |
後 援 | 一般社団法人エチオピア・アートクラブ |
展示概要
世界を異化(いか)する吟遊詩人。
歌と語りが誘う、もうひとつの世界。
各地を広範に移動し、詩歌を歌い語る「吟遊詩人」は古くから存在した。王侯貴族の系譜(けいふ)の語り部、戦場で兵士を鼓舞(こぶ)する楽師、権力者を揶揄(やゆ)する批評家、道化師、庶民の代弁者、ニュースを伝えるメディア、門付(かどづ)け芸人。吟遊詩人は、ときには畏怖(いふ)の対象とされ、ときには社会の縁(ふち)に追いやられてきた。
近年では、ポピュラー音楽界や消費社会、文化遺産保護運動とのつながりのなかで、芸能の様式や自身のイメージを変え生き延びてきた。吟遊詩人のパフォーマンスやそれらを成りたたせる物質文化を紹介するとともに、彼ら、彼女たちをはぐくんできた地域の人びとの息吹を伝える。
展示構成
1F:8つのフィールドの吟遊詩人の諸相と地域社会を紹介
- エチオピア高原の吟遊詩人
- タール沙漠の芸能世界(インド)
- ベンガルの吟遊行者と絵語り(インド、バングラデシュ)
- ネパールの旅する楽師
- 瞽女(ごぜ)――見えない世界からのメッセージ(日本)
- うたが生まれる心の小道(日本)
- モンゴル高原、韻踏(いんふ)む詩人たちの系譜
- マリ帝国の歴史を伝える語り部
2F:通文化的な視点、研究の舞台裏を紹介
- ポピュラー音楽と吟遊詩人
主にレコードやCD、カセット、海外公演のポスターやチラシなどを展示。 - 韻(いん)と抑揚(よくよう)、イメージの深淵(しんえん)
[1]モンゴルの韻踏む文学・口承文芸の解説
[2]エチオピアのイメージの世界「蠟(ろう)と金」の解説
[3]詩作体験コーナー――あなたも吟遊詩人―― - 研究者のまなざし
吟遊詩人をどのようなアプローチで記録・研究してきたかについて、写真や動画等の映像音響資料をとおして解説。
特別展「吟遊詩人の世界」会場でのパフォーマンスのご案内
みんぱく創設50周年記念特別展「吟遊詩人の世界」の会期中に、特別展示館1階中央アリーナにおいて、本特別展の展示に関連する、以下のパフォーマンスが行なわれます。
現代の吟遊詩人が様々なスタイルにおいて、新たな神話を生み出し、謡い紡ぐ瞬間にお立会いください。
関連イベント
みんばくゼミナール
ネパールの「吟遊詩人」――映像音響資料の当事者との共有
[日時]:8月17日(土)13:30~15:00
[場所]:国立民族学博物館 みんばくインテリジェントホール(講堂)
[講師]:南真木人(国立民族学博物館教授)
[定員]:400名
[参加]:事前申込制(先着順)、無料
世界を異化する歌と語り――エチオピアの吟遊詩人
[日時]:9月21日(土)13:30~15:00
[場所]:国立民族学博物館 みんばくインテリジェントホール(講堂)
[講師]:川瀬慈(国立民族学博物館教授)
[定員]:400名
[参加]:事前申込制(先着順)、無料
みんぱくウィークエンド・サロン――研究者と話そう
瞽女(ごぜ)の「サウンド・スケール」――音で知る、音に委ねる、音が生きる
[日時]:10月6日(日)14:00~14:45
[場所]:国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)
[講師]:広瀬浩二郎(国立民族学博物館教授)
月岡祐紀子(瞽女唄、民謡、三味線弾き語り)
[定員]:なし(ご自由に参加いただけます。)
[参加]:要展示観覧券(イベント参加費は不要)
ベンガルの遊行詩人フォキル・ラロン・シャハの宗教世界
[日時]:10月20日(日)14:00~15:00
[場所]:国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)
[講師]:外川昌彦(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)
[定員]:なし(ご自由に参加いただけます。)
[参加]:要展示観覧券(イベント参加費は不要)
モンゴル高原、韻踏む詩人たちの系譜
[日時]:10月27日(日)14:00~15:00
[場所]:国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)
[講師]:島村一平(国立民族学博物館教授)
[定員]:なし(ご自由に参加いただけます。)
[参加]:要展示観覧券(イベント参加費は不要)
タール沙漠の芸能世界
[日時]:11月3日(日)14:00~14:45
[場所]:国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)
[講師]:小西公大(東京学芸大学准教授)
[定員]:なし(ご自由に参加いただけます。)
[参加]:要展示観覧券(イベント参加費は不要)
マリ帝国の歴史を伝える語り部の音楽世界
[日時]:11月17日(日)14:00~14:30
[場所]:国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)
[講師]:鈴木裕之(国士舘大学教授)
[定員]:なし(ご自由に参加いただけます。)
[参加]:要展示観覧券(イベント参加費は不要)
ネパールの旅する楽師
[日時]:11月24日(日)14:00~14:30
[場所]:国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)
[講師]:南真木人(国立民族学博物館教授)
[定員]:なし(ご自由に参加いただけます。)
[参加]:要展示観覧券(イベント参加費は不要)
越境する韻律の世界
[日時]:12月1日(日)14:00~14:45
[場所]:国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)
[講師]:矢野原佑史(京都大学アフリカ地域研究資料センター特任研究員)
志人(語り部、ラッパー)
[定員]:なし(ご自由に参加いただけます。)
[参加]:要展示観覧券(イベント参加費は不要)
みんぱく映画会
世界の感触を取り戻せ!――目の見えない者は、目に見えない物を知っている
[日時]:10月13日(日)13:00~16:20
[場所]:国立民族学博物館 みんばくインテリジェントホール(講堂)
[定員]:350名
[参加]:事前申込制(先着順)、要展示観覧券(イベント参加費は不要)
映像人類学フォーラム「吟遊詩人をめぐる映像民族誌の視点――エチオピアとネパールの比較から」
[日時]:10月26日(土)13:00~17:00
[場所]:国立民族学博物館 第7セミナー室
[定員]:30名
[参加]:事前申込制(先着順)、無料
音楽ドキュメンタリー「The Path――パルバティ・バウル 風狂の歌ごえ」
[日時]:11月23日(土・祝)13:30~15:30
[場所]:国立民族学博物館 みんぱくインテリジェントホール(講堂)
[定員]:350名
[参加]:事前申込制(先着順)、要展示観覧券(イベント参加費は不要)
友の会講演会
絵語りポトゥアの歌世界
[日時]:10月5日(土)13:30~15:00
[場所]:国立民族学博物館 第5セミナー室
[講師]:岡田恵美(国立民族学博物館准教授)
[定員]:70名
[参加]:事前申込制(先着順)、500円(友の会会員は無料)
※一般は会場参加のみ
※友の会会員に限りオンライン配信あり
世界を席巻するRAPの魅力――あなたもわたしも吟遊詩人
[日時]:11月2日(土)13:30~15:00
[場所]:国立民族学博物館 第5セミナー室
[講師]:矢野原佑史(京都大学特任研究員)
[定員]:40名
[参加]:事前申込制(先着順)、500円(友の会会員は無料)
※一般は会場参加のみ
※友の会会員に限りオンライン配信あり
みんぱくミュージアムパートナーズによる催し物
特別展関連サポート 視覚障害者向け展示場案内
[日時]:2024年11月1日(金)~12月10日(火)10:00~17:00
[場所]:国立民族学博物館 特別展示館
[対象]:視覚に障害のある方
[定員]:1グループ4名まで(5名以上の場合はご相談ください)※介助者は除く人数
[参加]:無料(要特別展示観覧券)
※障がい者手帳をお持ちの方は、付添者1名とともに無料で観覧できます。
関連出版物
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※ キャンペーンは終了いたしました。