日本・モンゴル外交関係樹立50周年記念特別展「邂逅する写真たち――モンゴルの100年前と今」
会 期 | 2022年3月17日(木)~ 5月31日(火) |
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会 場 | 国立民族学博物館 特別展示館 |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 水曜日(※ただし、5月4日(水)は開館、6日(金)は休館) |
主 催 | 国立民族学博物館 |
協 賛 | 在徳島モンゴル国名誉領事館 |
協 力 | 国際モンゴル学会、モンゴル科学アカデミー、モンゴル国立公文書館、チンギス・ハーン博物館、ボグド・ハーン宮殿博物館、ザナバザル美術館、HIS Mongolia、ロシア地理学協会、ロシア民族誌博物館、オーブルチェフ記念キャフタ地方伝承博物館、ロシア科学アカデミー・ピョートル大帝記念人類学民族学博物館(クンストカメラ)、ロシア科学アカデミー物質文化史研究所、アメリカ議会図書館、アメリカ自然史博物館、オスロ大学文化史博物館、ウプサラ大学図書館、フィンランド文化遺産庁、デンマーク国立博物館、フランス・オー・ド・セーヌ県立アルベール・カーン美術館、ポーランド科学アカデミー、国立大学法人鳥取大学 乾燥地研究センター、国立大学法人鳥取大学 国際乾燥地研究教育機構、総合地球環境学研究所、千里文化財団 |
後 援 | モンゴル国大統領府、駐日モンゴル国大使館、在大阪モンゴル国総領事館、日本モンゴル文化経済交流協会 |
観覧料 | 一般880円(600円)、大学生450円(250円)、高校生以下無料 ※本館展示もご覧になれます。 ※( )は、20名以上の団体料金、大学等の授業でご利用の方、3ヶ月以内のリピーター、満65歳以上の方の割引料金(要証明書等)。 ※大学等は、短大、大学、大学院、専修学校の専門課程。 ※20名以上の学校団体(大学)については、国立民族学博物館展示割引観覧料相当額(大学生200円)でご覧になれます。 ※障がい者手帳をお持ちの方は、付添者1名とともに、無料で観覧できます。 ※大学生、一般の方は万博記念公園各ゲートで、国立民族学博物館の観覧券をお買い求めください。同園内を無料で通行できます。 ※高校生以下、「国立民族学博物館友の会」会員の方は万博記念公園各ゲート有人窓口で、みんぱくへ行くことをお申し出いただき、通行証をお受け取りください。 ※万博記念公園をご利用になる場合は、同園入園料が必要です。 ※全国の主要コンビニで観覧券をお買い求めいただけます。 ▶ 詳しくはこちらから |
シャトルバス | 会期中に大阪モノレール「万博記念公園駅」と「みんぱく」間の直通送迎バスを期間限定で運行します。 ※ シャトルバスの運行は終了いたしました。 ※運行期間:2022年3月17日(木)~5月31日(火)の土曜・日曜・祝日 ※運休日:平日、4月23日(土)、24日(日)、29日(金・祝)、30日(土)、5月1日(日)、3日(火・祝)、4日(水・祝)、5(木・祝) ※1日11往復/所要時間約10分/無料 ※万博記念公園でイベント開催の場合は臨時に運休することがあります。 ▶ 詳しくはこちらから |
※2022年4月9日(土)に予定しておりました研究公演「口承文芸から現代詩、そしてヒップホップへ―モンゴルの韻踏み文化」は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、登壇者の来日が困難となったため開催を延期いたします。何卒ご了承ください。
なお、代替の日程につきましては、決まり次第、本ページ内にてお知らせいたします。
展示概要
写真で見る100年前と現代のモンゴル
――新しいモンゴル像との出逢いが待っている。
およそ100年前、欧米から多くの探検家たちが中央アジアを越えモンゴルに到達した。探検家たちは多くの写真を残し現在に伝えている。
100年前のウランバートルは、活仏(かつぶつ)にして皇帝、ボグド・ハーンが治める「聖なる都」だった。欧米人がウルガと呼んだこの都の中心には、活仏の黄金の宮殿が燦然(さんぜん)と輝いていた。市場に行ってみると、騎馬でものを買う人びとの姿が見える。 “エキゾチックな”遊牧民たちの姿も興味深い。
翻(ひるがえ)って現代、モンゴルの写真家たちも自らの社会を見つめ、写真で表現するようになった。モンゴルの首都ウランバートルは、人口160万人を越えるグローバル都市へと変貌(へんぼう)を遂(と)げた。首都の新しいシンボルは巨大なチンギス・ハーン像だ。首都の中心部には、高層ビル群が林立し、華やかな都市文化が花開く。その一方で都市の周縁部には、遊牧民の移動式テント、ゲルが密集する「ゲル地区」が広がっている。また、草原も変貌を遂げつつある。大草原と遊牧民は重要な観光資源である。その一方で、定住化が進んでおり、鉱山開発による環境汚染も懸念(けねん)されている。こうした現代のモンゴルのリアルを気鋭の写真家B.インジナーシらが写し出す。
100年前の探検家たちが残したモンゴルと現代の写真家がまなざすモンゴル。本展示は、写真をめぐる100年の時空を越えた邂逅(かいこう)-出逢(であ)い-をテーマにしている。きっと新しいモンゴルの姿に出逢えるに違いない。
展示記録パノラマムービー
関連催し
みんぱくゼミナール
「ドキュメンタリー写真家B.インジナーシが見た現代モンゴル」
みんぱく映画会
「ヒップホップから見た現代モンゴル社会―映画『モンゴリアン・ブリング』から考える」
「大地の静脈」
研究公演
「口承文芸から現代詩、そしてヒップホップへ―モンゴルの韻踏み文化」
開催延期となっていました、研究公演「口承文芸から現代詩、そしてヒップホップへ―モンゴルの韻踏み文化」の開催日程が決まりました。
詳しくは、こちら をご覧ください。
- 日時:
2022年4月9日(土) 13:30~15:45※ 延期 - 場所:みんぱくインテリジェントホール(講堂) ※オンライン(ライブ配信)あり
- 出演:ソソルバラム(俳優)、Desant(ラッパー)、NMN(ラッパー)、イヒ・タトラガ(馬頭琴楽団)
- 司会:島村一平(国立民族学博物館准教授)
- 要事前申込/参加無料(ただし会場参加は要展示観覧券)
友の会講演会
「モンゴルとSDGs」
- 日時:2022年4月2日(土) 13:30~15:00
- 場所:みんぱくインテリジェントホール(講堂)※オンライン(ライブ配信)あり。ただし会員以外は会場参加のみ。
- 講師:小長谷有紀(国立民族学博物館客員教授、日本学術振興会監事)、山極壽一(総合地球環境学研所所長)
- 要事前申込/会員無料(会場もしくはオンライン参加)、一般500円(会場参加のみ)
みんぱくウィークエンド・サロン――研究者と話そう
「モンゴルの“民族衣装”の100年前と今」
- 日時:2022年4月10日(日)14:30~15:30
- 場所:国立民族学博物館 第5セミナー室(本館2F)
- 話者:島村一平(国立民族学博物館准教授)
- 定員42名先着順/申込不要/無料(ただし、展示観覧券が必要です。)
ワークショップ
モンゴルのぼうしをつくってみよう
- 日時:5月3日(火・祝)、5月4日(水・祝)
- 場所:国立民族学博物館 第5セミナー室(本館2F)、特別展示場
- 講師:
島村一平(国立民族学博物館准教授)
諏訪正和(美術家) - 対象:小学生以上(小学3年生以下は保護者同伴で参加のこと)
- 定員:各日 10名
- 参加費300円/事前申込制(先着順)/大学生・一般の参加者は要特別展観覧券
定員に達しましたので申込受付は終了いたしました。
関連出版物
図録
『邂逅する写真たち―モンゴルの100年前と今』
- 編者 島村一平
- 発行 国立民族学博物館
- 編集協力 公益財団法人千里文化財団
- 定価 2,530円(税込)
- サイズ 205mm☓205mm
- 総頁 196頁
- 発行日 2022年3月17日
月刊みんぱく
2022年3月号
特集 新たなモンゴルとの出逢い――モンゴルの100年前と今
第46巻第3号通巻第534号 2022年3月1日発行
関連書籍
- 島村一平著『憑依と抵抗:現代モンゴルにおける宗教とナショナリズム』晶文社、2022年。 ▶詳細
- 島村一平著『ヒップホップ・モンゴリア:韻がつむぐ人類学』青土社、2021年。 ▶詳細
- 小長谷有紀・山中典和編『モンゴルにおける森林資源とその利用ー写真を用いた環境研究』(仮題)鳥取大学乾燥地研究センター、2022年。
季刊民族学
- 『季刊民族学 特集 モンゴル仏教と化身ラマ』164号、2018年。 ▶詳細
- 『季刊民族学』159号「21世紀モンゴル民族衣装考後編:「晴れ着デール」の誕生から「匈奴デール」へ―グローバル化とナショナリズムを着る」所収、2017年。 ▶詳細
- 『季刊民族学』158号「21世紀モンゴル民族衣装考前編:甦る大モンゴル帝国の栄華?--民族衣装の祭典『デールテイ・モンゴル』」所収、2016年。 ▶詳細
メールマガジン e-news【巻頭コラム】
- 邂逅する写真たち――モンゴルの若者の100年前と今 ▶詳細