研究会開催等スケジュール
2025年10月
10月4日(土)
呪術的偶然性と共同性の人類学的研究(津村文彦)
13:00~18:00(国立民族学博物館 第4演習室 ウェブ開催併用)
松崎かさね(福井県立大学)「パチンコ店の釘師」
師田史子(京都大学)「Money is just a piece of paper!”:賭博の不可知性がもたらす貨幣の無意味化とその共同性について」
劉振業(立命館大学)「人間と不確実性の動的関係を立ち上げる呪術的実践──マカオのバカラギャンブルの事例から」
総合討論
2025年9月
9月28日(日)
日本人にとって鳥とは何か――鳥の文化誌をめぐるT字型学際共同研究(卯田宗平)
10:00~12:00(国立民族学博物館 第3セミナー室 ウェブ開催併用)
「鳥の絵画・造形を読み解く――古墳時代を中心に」(賀来孝代・毛野考古学研究所)
国立民族学博物館の資料収集活動に関する研究――創設後50年のレビュー(飯田卓)
10:00~16:00(国立民族学博物館 第1演習室)
特別展「舟と人類」見学
宇野文男(元民博/元福井大学)・小島摩文(鹿児島純心大学)「国内資料委員会議の活動と民博の資料運営」
メンバー全員「成果出版にむけての打ちあわせ」
バスケタリーと線状物に関する人類学的研究――植物生態と民族技術に着目して(上羽陽子)
10:30~17:30(国立民族学博物館 第6セミナー室 ウェブ開催併用)
本間一恵「かご編みの基本と実技」
全員「かご編みの実技」
渡部圭一(筑波大学)「竹藪の民俗誌の試み――近江村落のマダケの管理と利用を事例に」
質疑応答
今石みぎわ(東京文化財研究所)「日本列島における木を編む文化――秋田市の太平箕を中心に――」
質疑応答
伊藤征一郎(世界のかご カゴアミドリ)「田口召平さんの材料採取とかごづくり」
質疑応答
全体討論
9月27日(土)
国立民族学博物館所蔵の北方デネー(北方アサバスカン)関連資料の活用に関する研究(井上敏昭)
9:00~16:00(国立民族学博物館 第4セミナー室 ウェブ開催併用)
研究発表:「カナダ先住民イヌイットの暮らしと喉鳴らし実践カタヤニック -プブニツック村の事例から」(加賀田直子)
研究発表:「動物を獲ることと使うこと--カナダ・ユーコン先住民の狩猟実践の事例から」(山口未花子)
研究発表:「Athapaskan material culture and its connection with nature」(特別講師: Ukjese van Kampen)
Ukjese van Kampenによる先住民文化パフォーマンス
総合討論
パフォ―マンス撤収
共催:「ArcsIII(北極域研究強化プロジェクト):先住民課題「北極のグローバル変化における先住民のウェルビーイング実現に向けた協働探究」のサブ課題1「TEK(伝統的生態学的知識)と科学知を統合した資源の共同管理」(代表:立川陽仁)
国立民族学博物館の資料収集活動に関する研究――創設後50年のレビュー(飯田卓)
13:00~17:00(国立民族学博物館 第1演習室 ウェブ開催併用)
木村裕樹(立命館大学)「保谷民博から民博へ ――遊興と資料保存のための研究博物館をめざして」
飯田卓(国立民族学博物館)「民族学研究における資料収集の意義」
日本人にとって鳥とは何か――鳥の文化誌をめぐるT字型学際共同研究(卯田宗平)
13:00~17:30(国立民族学博物館 第3セミナー室 ウェブ開催併用)
「今年度の予定と成果図書について」(卯田宗平・国立民族学博物館)
「日本の視覚障害者にとって鳥とは何か」(広瀬浩二郎・国立民族学博物館)
「鳥の比較社会学――アヒルを食べない日本人/アヒルを食べる中国人、自然への不介入/自然への介入、自給/市場、共同体/個人から対照する野鳥の社会と家禽の社会」(菅豊・東京大学)
9月26日(金)
国立民族学博物館所蔵の北方デネー(北方アサバスカン)関連資料の活用に関する研究(井上敏昭)
10:00~15:00(国立民族学博物館 第4セミナー室)
国立民族学博物館収蔵の北方デネー資料の熟覧
9月20日(土)
アフリカの人びとはいかに「アフリカ史」を語ってきたか――アフリカのローカルな歴史からみた「アフリカ史学史」(中尾世治)
14:30~18:30(国立民族学博物館 第1演習室 ウェブ開催併用)
石川博樹(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)「エチオピアの人びとはなぜ「アフリカ史」を語ってこなかったのか:ソロモン朝期の歴史叙述の特色と「エチオピア例外論」を中心に」
質疑
天野佑紀(フランス社会科学高等研究院)「境界線を使いこなす――ラクダ略奪事件をめぐるイフォガ・トゥアレグの諸実践と年代記、1893–1896」
竹沢尚一郎(国立民族学博物館)「コメント」
質疑
次回の発表についての確認
2025年7月
7月28日(月)
日本人によるオセアニアコレクションの形成とモノの来歴――東大資料とみんぱくコレクションを中心に(土井冬樹)
13:30~15:30(ウェブ開催)
山口徹(慶應義塾大学)・モノが語る<マルチ・ビジョン>の歴史人類学
7月26日(土)
日本人によるオセアニアコレクションの形成とモノの来歴――東大資料とみんぱくコレクションを中心に(土井冬樹)
13:30~18:15(国立民族学博物館 大演習室)
高柳ふみ(南山大学)・試行的来歴研究−−南山大学人類学博物館のオセアニアコレクションより
友永雄吾(龍谷大学)・先住民族遺骨返還の国際実践に関する一考察—オーストラリアとイギリスの経験から学ぶ
全体討論
7月13日(日)
国立民族学博物館の資料収集活動に関する研究――創設後50年のレビュー(飯田卓)
10:00~15:00(国立民族学博物館 第1演習室)
大塚和義(国立民族学博物館名誉教授)・角南聡一郎(神奈川大学)「民博の資料収集の理念・実践と展示手法・情報発信の多様な試み」
佐野賢治(神奈川大名誉教授)・角南聡一郎(神奈川大学)「民具研究ネットワークと民博の資料収集」
全員「総合討論 民具研究ネットワークと国内資料委員会の活動」
7月12日(土)
国立民族学博物館の資料収集活動に関する研究――創設後50年のレビュー(飯田卓)
11:00~17:00(国立民族学博物館 第1演習室)
古畑侑亮(獨協大学)「明治初年における国学者の文献考証と古物蒐集――井上淑蔭の『各自談』をよむ」
中牧弘允(国立民族学博物館名誉教授)・飯田卓(国立民族学博物館)「日本展示の資料収集と国内資料調査委員会の運営」
国立民族学博物館所蔵の北方デネー(北方アサバスカン)関連資料の活用に関する研究(井上敏昭)
13:00~17:00(国立民族学博物館 第4セミナー室 ウェブ開催併用)
※参加者多数の場合は第3セミナー室も利用
本共同研究会の趣旨説明・発表者紹介(井上敏昭・城西国際大学)
研究発表:「北極域研究をめぐる調査倫理とデータ主権について――2025年3月開催のArctic Science Summit Week会議の動向を中心に」(岸上伸啓・国立民族学博物館名誉教授)
質疑応答・総合討論
▶ 公開共同研究会の詳細はこちら
7月6日(日)
アフリカの人びとはいかに「アフリカ史」を語ってきたか――アフリカのローカルな歴史からみた「アフリカ史学史」(中尾世治)
14:30~18:30(国立民族学博物館 第1演習室 ウェブ開催併用)
堀内隆行(中央大学)「南アフリカ共産党の原住民共和国テーゼ(1928年)をめぐる語りの変遷」
質疑
楠和樹(東京大学)「ケニアにおける歴史学のアフリカ化」
竹沢尚一郎(国立民族学博物館)「コメント」
質疑
次回の発表についての確認
2025年6月
6月28日(土)
国立民族学博物館の資料収集活動に関する研究――創設後50年のレビュー(飯田卓)
11:00~17:00(国立民族学博物館 第1演習室)
メンバー全員「資料調査の進捗状況」
宇野文男(元民博/元福井大学)・小島摩文(鹿児島純心大学)「国立民族学博物館における民族学資料の収集と管理」
メンバー全員「総合討論」
民博アーカイブに基づく人類学史研究(中生勝美)
10:30~18:30(国立映画アーカイブ、明治大学 リバティタワー1061 ウェブ開催併用)
国立映画アーカイブにて「地平線」鑑賞
明治大学リバティタワーにて「地平線」についての意見交換
山田亨(明治大学)「アラスカ先住民族遺骨の返還について」
総合討論
6月27日(金)
民博アーカイブに基づく人類学史研究(中生勝美)
13:00~17:30(明治大学 グローバルフロント8階共同研究室408F ウェブ開催併用)
明治大学グローバルフロントにて栁沼亮寿(明治大学)による岡正雄アーカイブ解説
岡正雄アーカイブ熟覧
総合討論
フォト・エスノグラフィーの実践に関する方法論の検討(岩谷洋史)
13:30~18:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
発表者:末森薫(国立民族学博物館)
発表テーマ:半世紀前に撮影された写真の記録・活用・継承:ラダックへの帰還と新たな展開(仮)
発表者:石山俊(国立民族学博物館)
発表テーマ:デジタルアーカイブの構築とフォトエスノグラフィー(仮)
令和7年度の研究活動の打ち合わせ
6月22日(日)
呪術的偶然性と共同性の人類学的研究(津村文彦)
14:00~18:00(国立民族学博物館 第4演習室 ウェブ開催併用)
津村文彦(名城大学)「『わかっているけれど……』―タイの宝くじをめぐる呪術的実践―」
飯田淳子(川崎医療福祉大学)「医療における不確実性とそれへの対処について」
全体議論
6月15日(日)
バスケタリーと線状物に関する人類学的研究――植物生態と民族技術に着目して(上羽陽子)
10:30~17:30(国立民族学博物館 第6セミナー室)
本間一恵「EC(エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ)フィルムにみる植物利用」
質疑応答
国立民族学博物館所蔵のEC(エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ)フィルムの視聴
金谷美和(国際ファッション専門職大学)「大阪日本民芸館『大阪・関西万博開催記念 春季特別展 大阪の民藝運動―三宅忠一の眼―』展の解説」・展示における植物素材資料の熟覧調査
全員「国立民族学博物館におけるバスケタリーと線状物に関する熟覧調査」
全体討論
2025年5月
5月25日(日)
非欧米圏ポピュラー音楽の実践に見る新たな文化動態(櫻間瑞希)
10:30~12:30(国立民族学博物館 大演習室)
中野幸男(同志社大学)「ウクライナ戦争期のロシア・ヒップホップの沈黙──『辺境のラッパーたち』以後のロシア・ポップカルチャー見聞録 2022-2025」
5月24日(土)
非欧米圏ポピュラー音楽の実践に見る新たな文化動態(櫻間瑞希)
13:50~16:00(国立民族学博物館 大演習室)
櫻間瑞希(大阪大学)開会あいさつ・連絡事項伝達
正山耕介(軽刈田凡平)(学校法人上智学院職員)「ムンバイのヒップホップシーン裏話と変容するインドの音楽シーン」
5月10日(土)
知的境界領域における生態想像力の往還(山中由里子)
11:00~18:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
佐々木聡(金沢学院大学)「ベトナムにおける天文五行占受容について:阮朝を中心に」
嘉数次人(大阪市立科学館)「近世日本の天文学者と天文占」
諫早庸一(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)「もうひとつの「天文対話」:モンゴル帝国期ユーラシアにおける東西天文学の邂逅」
全体討論