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研究会開催等スケジュール(2021年度)

2022年3月

3月28日(月)

伝承のかたちに「触れる」プロジェクト――「3Dプリント×伝統素材・技法」のアプローチから(宮坂慎司)

17:00~19:00 (ウェブ開催)
宮坂慎司(筑波大学)「民族画の様式にみる造形思考」
半田こづえ(明治学院大学)「博物館資料における2Dから3Dの事例」
武本大志(東京福祉大学)「平面図像描画の試行的3D化」
全員:全体討議

3月22日(火)

カネとチカラの民族誌:公共性の生態学にむけて(内藤直樹)

15:00~17:00(ウェブ開催)
全員:成果出版の構成案に関する検討

3月21日(月)

感性と制度のつながり―芸術をめぐる「喚起」と「評価」のプロセスから考える(緒方しらべ)

10:00~12:00(国立民族学博物館 第7セミナー室 ウェブ開催併用)
渡辺文(同志社大学):調査/論考の進捗と今後の見通し+コメント⑨
竹久侑(水戸芸術館):調査/論考の進捗と今後の見通し+コメント⑩
全員参加:全体討論と来年度の計画

3月20日(日)

日本人による太平洋の民族誌的コレクション形成と活用に関する研究――国立民族学博物館所蔵朝枝利男コレクションを中心に(丹羽典生)

13:30~19:00(ウェブ開催)
倉田誠(東京医科大学)「レンズの向こうの朝枝利男――サモア諸島での撮影写真から⾒るまなざしのあり⽅」
質疑応答
丹羽典生(国立民族学博物館)「寄港地での奇遇な交錯――フィジーにおけるマイノリティと先住民医療者の影」
質疑応答
総合討論

感性と制度のつながり―芸術をめぐる「喚起」と「評価」のプロセスから考える(緒方しらべ)

13:30~18:00(国立民族学博物館 第7セミナー室 ウェブ開催併用)
緒方しらべ(京都精華大学):調査/論考の進捗と今後の見通し+コメント①
長谷川新(インディペンデントキュレーター):調査/論考の進捗と今後の見通し+コメント②
光本順(岡山大学):調査/論考の進捗と今後の見通し+コメント③
兼松芽永(女子美術大学):調査/論考の進捗と今後の見通し+コメント④
田中理恵子(東京大学):調査/論考の進捗と今後の見通し+コメント⑤
寺村裕史(国立民族学博物館):調査/論考の進捗と今後の見通し+コメント⑥
登久希子(国立民族学博物館):調査/論考の進捗と今後の見通し+コメント⑦
橋本梓(国立国際美術館):調査/論考の進捗と今後の見通し+コメント⑧

3月18日(金)

ネオリベラリズムのモラリティ(田沼幸子)

13:30~18:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
田沼幸子(東京都立大学)「編著の序章案『ネオリベラリズムの研究動向といま民族誌的研究を示す意義』」
全体討論

3月14日(月)

「描かれた動物」の人類学――動物×ヒトの生成変化に着目して(山口未花子)

10:00~12:00(国立民族学博物館 第7セミナー室 ウェブ開催併用)
斎藤亜矢(京都芸術大学)「遊びからアートへ」
長坂有希(香港城市大学)「コメント」
討論と今後の計画

3月13日(日)

観光における不確実性の再定位(土井清美)

9:00~12:00(国立民族学博物館 第1演習室 ウェブ開催併用)
市野澤潤平(宮城学院女子大学)「不確実性をどう捉えるか」
質疑応答、研究会の方向性に関する議論
展示に関する議論、今後の研究会の予定

「描かれた動物」の人類学――動物×ヒトの生成変化に着目して(山口未花子)

10:00~17:30(国立民族学博物館 第7セミナー室 ウェブ開催併用)
展示視察
山口未花子(北海道大学)「趣旨説明」
石倉敏明(秋田公立美術大学)「キメラ的抽象性――『個』と『群』をつなぐ共異体の想像力」
大小島真木(アーティスト)「描線のミメーシス」
山極寿一(総合地球環境学研究所)「ゴリラとともに描く」
竹川大介(北九州市立大学)「コメント」
討論

現代アジアにおける生殖テクノロジーと養育――ジェンダーとリプロダクションの学際的比較研究(白井千晶)

10:30~17 :00(国立民族学博物館 第4セミナー室 ウェブ開催併用)
開会、自己紹介等
久保裕子(東京大学大学院博士課程)「フィリピンにおける妊娠期の喪失と家族計画」
昼休憩
松尾瑞穂(国立民族学博物館)「インドの第三者が関与する生殖とドナーの選別」
二階堂祐子(国立民族学博物館)「障害のある女性の語る産むことと人工妊娠中絶」
戸田美佳子(上智大学)「中部アフリカのカメルーンの障害者とコンゴの森の女たち」
曾璟蕙(奈良女子大学):コメント・全体のディスカッション
次年度の計画

グローバル化時代における「観光化/脱-観光化」のダイナミズムに関する研究(東賢太朗)

15:00~18:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
東賢太朗(名古屋大学)「観光化と脱観光化、その先へ:成果論集に向けた序論案」
奈良雅史(国立民族学博物館)「観光の新たなあり方、観光が刷新する新たな社会:共同研究の振り返り」

3月12日(土)

観光における不確実性の再定位(土井清美)

9:00~17:00(国立民族学博物館 第1演習室 ウェブ開催併用)
国立民族学博物館館内展示見学
鍋倉咲希(立教大学大学院)「不確実性を「待つ」こと――「何もしない観光者」と時間について」
質疑応答
石野隆美(立教大学大学院)「不確実性が対面する空港空間――疑われる存在としてのツーリストをめぐる理論的考察」
質疑応答

食生活から考える持続可能な社会――「主食」の形成と展開(野林厚志)

13:30~18:30(ウェブ開催)
中澤弥子(長野県立大学)「栄養教育からみた「主食」について」
濵田信吾(大阪樟蔭女子大学)「ソウルフードをめぐる言説とレシピから考える「文化的主食」」
全員:総合討論と成果公開に関する懇談

3月11日(金)

統治のフロンティア空間をめぐる人類学――国家・資本・住民の関係を考察する(佐川徹)

13:00~17:30(国立民族学博物館 第1演習室 ウェブ開催併用)
成果出版に向けての見通しを各メンバーが発表
寺内大左(筑波大学)、宮地隆廣(東京大学)によるコメント

海外フィールド経験のフィードバックによる新たな人類学的日本文化研究の試み(片岡樹)

13:00~18:00(国立民族学博物館 第6セミナー室 ウェブ開催併用)
平野美佐(京都大学)「カメルーンから沖縄へ:貨幣を通してみえるもの」
休憩
松村圭一郎(岡山大学)「『地域研究』に抗する人類学:ホームとフィールドの往復から」
休憩
内藤直樹(徳島大学)「誰にむけて語るのか:アフリカ研究者が日本の世界農業遺産申請に関与した経験」
休憩
総合討論

3月7日(月)

戦争・帝国主義と食の変容――食と国家の関係を再考する(宇田川妙子)

13:30~15:30(ウェブ開催)
石田憲(千葉大学)「戦争と食をめぐる断章取義――地中海における本国・植民地、中心・周辺の視座から」

3月5日(土)

環北太平洋地域の先住民社会の変化、現状、未来に関する学際的比較研究――人類史的視点から(岸上伸啓)

13:30~16:00(ウェブ開催)
岸上伸啓(国立民族学博物館)「環北太平洋地域の先住民社会の比較試論――社会構造と命名、アートを事例として」
全員「2022年度の共同研究および成果出版について」

2022年2月

2月26日(土)

日本列島の鵜飼文化に関するT字型学際共同アプローチ―野生性と権力をめぐって(卯田宗平)

13:00~16:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
(1)卯田宗平(国立民族学博物館)「今年度の成果と来年度の予定」
(2)篠原徹(滋賀県立琵琶湖博物館)「俳諧にみる鵜飼」
(3)卯田宗平(国立民族学博物館)「日本史のなかの鵜飼-野生・権力・表象」

2月23日(水)

月経をめぐる国際開発の影響の比較研究――ジェンダー及び医療化の視点から(新本万里子)

9:30~12:30(ウェブ開催)
諸昭喜(国立民族学博物館)「韓国女性の月経権をめぐる動きとジェンダー問題」
村上薫(日本貿易振興機構アジア経済研究所)「トルコにおける月経観と更年期の語り方」
打ち合わせ

2月20日(日)

心配と係り合いについての人類学的探求(西真如)

9:00~16:30(ウェブ開催)
大北全俊(東北大学)「Matters of careに基づく、F. ナイチンゲールの看護論再解釈」
桑島薫(名城大学)「ケア、暴力、親密性――侵食する欲望」
森明子(国立民族学博物館)「時間をケアする――大都市のシッターについて」
共同研究の総括と今後の進め方について

伝統染織品の生産と消費――文化遺産化・観光化によるローカルな意味の変容をめぐって(中谷文美)

13:30~16:30(ウェブ開催)
研究成果公開及び期間延長(見込み)に伴う来年度研究計画についての全体討論

2月19日(土)

先住民と情報化する社会の関わり(近藤祉秋)

13:00~17:30(ウェブ開催)
尤驍(神戸大学大学院)「台湾原住民の日常生活におけるSNSの活用――生活世界におけるつながりの維持と拡大をめぐる一試論」
大石侑香(神戸大学)「グラスノスチの再評価――情報化社会における先住民の意見表明のかたち」
今後の研究活動に向けた打ち合わせ

心配と係り合いについての人類学的探求(西真如)

13:00~17:50(ウェブ開催)
野村亜由美(東京都立大学)「不問のケアからケアの選別へ」
浜田明範(関西大学)「感染のケア、ケアの感染」
アンドレア・デアントーニ(京都大学)「悪魔の医師――現代イタリアにおける憑依と病気を診断する情動」

オセアニア・東南アジア島嶼部における他者接触の歴史記憶と感情に関する人類学的研究(風間計博)

13:30~19:00(ウェブ開催)
西野亮太(名古屋大学)「ドキュメンタリーにおける歴史実践への試論――牛山純一監督『ニューギニアに散った十六万の青春』における証言と記憶」
全員:成果論文執筆構想
全員:論集に関する打ち合わせ

民博所蔵東洋音楽学会資料に基づく日本民俗音楽の再構成と再活性化(植村幸生)

14:00~16:00(ウェブ開催)
小島美子(国立歴史民俗博物館)、入江宣子(所属なし)「東洋音楽学会による民俗音楽調査:その経緯と成果を語る」

2月11日(金・祝)

伝承のかたちに「触れる」プロジェクト——「3Dプリント×伝統素材・技法」のアプローチから(宮坂慎司)

13:00~17:00(国立民族学博物館 第3演習室 ウェブ開催併用)
趣旨説明・研究構想・テーマへのアプローチについて
宮坂慎司(筑波大学)「造形におけるデジタル技術の可能性とアナログの価値」
武本大志(東京福祉大学)「3Dスキャン・プリントによるかたち×漆による造形」
全員:全体討議

被傷性の人類学/人間学(竹沢尚一郎)

13:30~19:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
高林秀明(熊本学園大学)「災害の制度と被傷性・共同性――2016年熊本地震とコロナ禍の2020年熊本豪雨の経験から」
松田素二(地球研)「コメント」
寺戸淳子(国際ファッション専門職大学)「Vulnerableとdisponible――被る人々」
総合討論

2月10日(木)

博物館における持続可能な資料管理および環境整備――保存科学の視点から(園田直子)

13:30~17:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
久保田俊彦(九州国立博物館)「九州国立博物館の施設紹介」
質疑応答
森田恒之(国立民族学博物館名誉教授)「臭化メチル燻蒸の導入(補遺)」
質疑応答
園田直子(国立民族学博物館)「研究成果のとりまとめについて」

伝承のかたちに「触れる」プロジェクト——「3Dプリント×伝統素材・技法」のアプローチから(宮坂慎司)

14:00~17:00(国立民族学博物館 第3演習室 ウェブ開催併用)
展示の観覧、資料・画像の閲覧

2月5日(土)

モビリティと物質性の人類学(古川不可知)

13:30~18:30(ウェブ開催)
全員:成果論集「序論」についての討議
全員:来年度計画の策定

2022年1月

1月30日(日)

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

10:00~13:00(ウェブ開催)
中川理(国立民族学博物館)「自由を可能にするもの:忘却・コミュニズム・重層性」
松嶋健(広島大学)「何がオルタナティヴなコミュニティを構成するのか」
小括

海外フィールド経験のフィードバックによる新たな人類学的日本文化研究の試み(片岡樹)

13:00~18:00(国立民族学博物館 第6セミナー室 ウェブ開催併用)
島村恭則(関西学院大学)「なぜ私は民俗学者なのか?」
黄潔(名古屋大学)「国東の鬼から観る、考える」
菅豊(東京大学)「アヒルを食べない日本人、カモ食べない中国人―東アジアの技術と所有と自然観」
総合討論

島世界における葬送の人類学――東南アジア・東アジア・オセアニアの時空間比較(小野林太郎)

13:30~17:00(ウェブ開催)
小野林太郎(国立民族学博物館)「今回のテーマと今後の予定について」
角南聡一郎(神奈川大学)「台湾における墓制の諸相」
野林厚志(国立民族学博物館)「台湾原住民族の葬制と社会組織」
総合討論

人類史における移動概念の再構築――「自由」と「不自由」の相克に注目して(鈴木英明)

14:00~19:00(ウェブ開催)
イントロダクション
三島禎子(国立民族学博物館)「移動における個人の自由と集団の自由――ソニンケ商人の例から」
園田節子(立命館大学)「近代における”華工ディアスポラ”と社会階層」
向正樹(同志社大学)「宗教碑文からみた13・14世紀中国東南沿海部における寛容の文化」
左地亮子(東洋大学)「ヨーロッパにおけるジプシー/ロマの移動とホーム――フランスのマヌーシュとルーマニアのロマ移民を事例に」
田中鉄也(中京大学)「移動が形作る自己認識を比較する――インドの移動商人マールワーリーを事例に」
総合討論

1月29日(土)

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

13:00~17:30(ウェブ開催)
奈良雅史(国立民族学博物館)「コミュニティの再生産といくつかのモビリティ:台湾におけるムスリムの事例から」
長坂格(広島大学)「フィリピン系移住者にとっての家族――性的少数者についての民族誌の読解」
三尾稔(国立民族学博物館)「宗教的空間で「共に在る」ということ――インドのスーフィー聖者廟で考える」
小括

戦争・帝国主義と食の変容――食と国家の関係を再考する(宇田川妙子)

13:30~15:30(ウェブ開催)
林史樹(国立民族学博物館)「朝鮮における洋食の浸透とフランス料理の普及――食を通してみる国家の覇権争い」

1月23日(日)

カネとチカラの民族誌:公共性の生態学にむけて(内藤直樹)

9:00~16:00(ウェブ開催)
全員:『食う、食われる、食いあう』合評会
近藤祉秋(神戸大学)・吉田真理子(広島大学):出版企画へのコメント
全員:成果出版企画についての検討

現代アジアにおける生殖テクノロジーと養育――ジェンダーとリプロダクションの学際的比較研究(白井千晶)

10:00~17:00(国立民族学博物館 第4セミナー室 ウェブ開催併用)
諸昭喜(国立民族学博物館)「産後・哺乳(韓国)」
幅崎麻紀子(埼玉大学)「産後・哺乳(ネパール・ブータン)」
曾璟蕙(奈良女子大学)「産後・哺乳(中国語圏)」
安姍姍(中国・江南大学)「産後・哺乳(中国語圏)」
松岡悦子(奈良女子大学)「哺乳(日米)」
ディスカッション
次回3月13日(日)と次年度の予定

1月22日(土)

現代アジアにおける生殖テクノロジーと養育――ジェンダーとリプロダクションの学際的比較研究(白井千晶)

10:30~19:00(国立民族学博物館 第4セミナー室 ウェブ開催併用)
嶋澤恭子(神戸市看護大学)「妊娠・出産(ラオス)」
小浜正子(日本大学)「避妊・家族計画と中絶(中国)」
澤田佳世(奈良女子大学)「避妊・家族計画と中絶(日本)」
幅崎麻紀子(埼玉大学)「避妊・家族計画と中絶(ネパール・ブータン)」
嶋澤恭子(神戸市看護大学)「産後・哺乳(ラオス)」
菅野摂子(明治学院大学)「避妊・家族計画と中絶(日本)」
木村美也子(聖マリアンナ医科大学)「障害児の養育とサポート(日本)」
ディスカッション

食生活から考える持続可能な社会――「主食」の形成と展開(野林厚志)

13:30~15:30(国立民族学博物館 第6セミナー室 ウェブ開催併用)
安室知(神奈川大学)「「餅なし正月」伝承から読む生計維持戦略と主食」

1月10日(月)

伝統染織品の生産と消費――文化遺産化・観光化によるローカルな意味の変容をめぐって(中谷文美)

9:30~12:00(本場奄美大島紬協同組合 対面開催)
総合討論

沙流川調査を中心とする泉靖一資料の再検討(大西秀之)

9:30~17:30(国立民族学博物館 第3セミナー室 ウェブ開催併用)
報告① 河合洋尚(東京都立大学)「泉靖一の社会空間論」
報告② 佐々木史郎(国立アイヌ民族博物館)「民族共生象徴空間を見直す」
報告③ 貝澤太一「森の姿を取り戻したい:森とともに歩む、意義と課題について」
資料検討:「泉靖一アーカイブ」 N0.169、No.170、No.174、No.176、No.177、No197

1月9日(日)

伝統染織品の生産と消費――文化遺産化・観光化によるローカルな意味の変容をめぐって(中谷文美)

9:30~17:30(本場奄美大島紬協同組合 対面開催)
テーマ討議6:着物の生産・流通・消費システム
前田豊成(前田紬工芸代表・本場奄美大島紬協同組合前組合長)「本場奄美大島紬の生産と流通の現状」
全体ディスカッション
前田紬工芸、金井工芸、田畑絹織物における臨地調査

1月7日(金)

戦争・帝国主義と食の変容――食と国家の関係を再考する(宇田川妙子)

13:30~15:30(国立民族学博物館 第1演習室 ウェブ開催併用)
諸昭喜(国立民族学博物館)「”給⾷がパンでごめんね”―朝鮮戦争後の⼩⻨補給と⼩⻨粉に対する認識」

2021年12月

12月19日(日)

グローバル化時代における「観光化/脱-観光化」のダイナミズムに関する研究(東賢太朗)

10:30~12:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
全員「共同研究終了後の活動と成果発表にむけて」

12月18日(土)

日本人による太平洋の民族誌的コレクション形成と活用に関する研究――国立民族学博物館所蔵朝枝利男コレクションを中心に(丹羽典生)

13:30~18:00(ウェブ開催)
丹羽典生(国立民族博物館)「日本人による太平洋の民族誌的コレクション形成と活用に関する研究――国立民族学博物館所蔵朝枝利男コレクションを中心に」
質疑応答
全員「各自の研究紹介及び今後の予定の検討」

環北太平洋地域の先住民社会の変化、現状、未来に関する学際的比較研究――人類史的視点から(岸上伸啓)

13:30~16:10(ウェブ開催)
関口由彦(国立アイヌ民族博物館)「アイヌ民族の『現代』を展示する ――ミュージアムの脱植民地化、その可能性の中心」

グローバル化時代における「観光化/脱-観光化」のダイナミズムに関する研究(東賢太朗)

14:00~18:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
門田岳久(立教大学)「距離と身体:〈戦後〉のモビリティ研究に向けた試論」
東賢太朗(名古屋大学)「観光化と脱観光化、そして新たな観光様式について」

12月12日(日)

日本列島の鵜飼文化に関するT字型学際共同アプローチ―野生性と権力をめぐって(卯田宗平)

9:00~12:00(広島県立歴史民俗資料館 対面開催)
(1)広島県立歴史民俗資料館の収蔵庫における熟覧調査(漁具と漁法、漁船、ほかの淡水漁撈との比較など)

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

10:00~13:00(国立民族学博物館 第1演習室 ウェブ開催併用)
猪瀬浩平(明治学院大学)「The changing city, the changing countryside.うつりゆく街、うつりゆく田園」
難波美芸(鹿児島大学)「街と技術のメンテナンス――アネマリー・モルの「ケアのロジック」をヒントに」
討論

「描かれた動物」の人類学――動物×ヒトの生成変化に着目して(山口未花子)

13:00~18:00(国立民族学博物館 第3セミナー室 ウェブ開催併用)
山口未花子(北海道大学)「趣旨説明――なぜ動物を描くのか、内発性と外発性」
竹川大介(北九州市立大学)「アールブリュットにおける動物表象と製作現場――北九州障害者アートの事例から」
伊藤詩織(映像ジャーナリスト)「コメント」
質疑応答
フィールドからの報告
大石侑香(神戸大学)「<好きな動物>と<好きな毛皮>」
菅原和孝(京都大学名誉教授)「動物の視点から人を見る――カラハリ狩猟採集民グイの語りから」
竹川大介(北九州市立大学)「ソロモン諸島のデザインや彫刻」
山口未花子(北海道大学)「ユーコン先住民の視覚芸術と口頭伝承」
吉田ゆか子(東京外国語大学)「バリの芸能と動物」
丹羽朋子(国際ファッション専門職大学)「中国切り絵の動物たち」
討論と今後の計画

12月11日(土)

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

13:00~17:30(国立民族学博物館 第1演習室 ウェブ開催併用)
中村沙絵(東京大学)「隙間だらけの家で暮らす身構え」
古川不可知(九州大学)「「戸外にあること」の共同性をめぐる試論――登山とキャンプの比較を手掛かりに」
松尾瑞穂(国立民族学博物館)「ポスト植民地の白人「混血」家族――スリランカにおけるバーガーを事例に」
討論

日本列島の鵜飼文化に関するT字型学際共同アプローチ―野生性と権力をめぐって(卯田宗平)

13:30~18:00(広島県立歴史民俗資料館 対面開催)
(1)卯田宗平(国立民族学博物館)広島県三次市での共同研究会の趣旨説明
(2)葉杖哲也(広島県立歴史民俗資料館)「三次の鵜飼について――その歴史と現状、生業技術を中心に」
(3)鵜小屋や飼育道具などの実測調査
(4)三次の鵜飼における漁場実地調査

月経をめぐる国際開発の影響の比較研究――ジェンダー及び医療化の視点から(新本万里子)

14:00~17:00(ウェブ開催)
菅野美佐子(青山学院大学)「月経対処への政府/非政府組織の取り組み」
浅村里紗(公益財団法人ジョイセフ)「ミャンマー国エヤワディ地域の公立学校における月経教育の効果の考察」
打ち合わせ

民博所蔵東洋音楽学会資料に基づく日本民俗音楽の再構成と再活性化(植村幸生)

14:00~17:00(国立民族学博物館 第2演習室 ウェブ開催併用)
植村幸生(東京藝術大学)「東洋音楽学会資料の現況と本研究の射程」
質疑応答、意見交換

12月4日(土)

環北太平洋地域の先住民社会の変化、現状、未来に関する学際的比較研究――人類史的視点から(岸上伸啓)

10:00~17:10(ウェブ開催)
高瀬克範(北海道大学)「アイヌの農業の変化:民族誌と古民族植物学の乖離をうめる」
大坂拓(北海道博物館)「アイヌ展示における「伝統」と「現在」を架橋する試み――令和3年度アイヌ工芸品展「アイヌのくらし」を例として」
齋藤玲子(国立民族学博物館)「アイヌ文化と観光――アイヌ“工芸”の商品化を中心に」

オセアニア・東南アジア島嶼部における他者接触の歴史記憶と感情に関する人類学的研究(風間計博)

13:30~16:45(ウェブ開催)
岡村徹(公立小松大学)「第二次世界大戦下のナウル島で起きた、「ハンセン病者集団虐殺事件」を再び考える」
質疑応答(+休憩15分)
総合討論

12月3日(金)

人類学/民俗学の学知と国民国家の関係――20世紀前半のナショナリズムとインテリジェンス(中生勝美)

12:30~17:30(国立映像アーカイブ)
国立映像アーカイブ「『男性対女性』(島津保次郎監督、1936年、35mm、132分)
観覧
桜美林大学千駄ヶ谷キャンパス 映画に関するディスカッション

2021年11月

11月27日(土)

モビリティと物質性の人類学(古川不可知)

13:00~18:30(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
寺尾萌(東京都立大学)「移動の中でゆらぐ社会とその痕跡:モンゴル西部牧畜地域の日常生活におけるモビリティーマテリアリティ」
中谷和人(京都先端科学大学)「強度の旅を描くことーードローイング制作におけるリズム、記憶、創造」
成果刊行に向けた打ち合わせ

11月21日(日)

感性と制度のつながり――芸術をめぐる「喚起」と「評価」のプロセスから考える(緒方しらべ)

10:00~18:00(国立民族学博物館 第7セミナー室 ウェブ開催併用)
「ユニバーサル・ミュージアム」さわる!『触』の大博覧会」見学
「さわる!」展、および前回の古谷嘉章氏(比較社会文化研究院)による物質性/触感の論考をふまえた、本研究における「感性」についての議論①(参加者全員)
園田直子氏(国立民族学博物館)によるウィークエンドサロン「展示の舞台裏:始まるまでと、始まってから」聴講
「さわる!」展、および前回の古谷嘉章氏による物質性/触感の論考をふまえた、本研究における「感性」についての議論②(参加者全員)
全体討論:本研究の成果発表に向けて(参加者全員)

島世界における葬送の人類学――東南アジア・東アジア・オセアニアの時空間比較(小野林太郎)

14:00~18:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
小野林太郎(国立民族学博物館)今回のテーマに関する説明
片岡修(上智大学 アジア人材養成研究センター)「マリアナ諸島における先史時代の葬墓制」
竹中正巳(鹿児島女子短期大学)「出土人骨に基づくグアム島Haputo遺跡の埋葬復元」
総合討論
出版計画に関する検討会(参加可能な方のみ)

11月20日(土)

海外フィールド経験のフィードバックによる新たな人類学的日本文化研究の試み(片岡樹)

13:00~17:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
桑山敬己(関西学院大学)「『ethnographic reading in reverse/民族誌の逆さ読み』(2004/2008)とその後」
川田牧人(成城大学)「我が事としてみる/他所事のようにみる」
総合討論:今後の進め方について

11月14日(日)

先住民と情報化する社会の関わり(近藤祉秋)

10:00~12:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
神崎隼人(大阪大学大学院)「オンライン上のイシュー・パブリックとしての現代アマゾニア先住民:ウェブクローリングを用いたデジタル人類学的アプローチ」

11月13日(土)

オセアニア・東南アジア島嶼部における他者接触の歴史記憶と感情に関する人類学的研究(風間計博)

13:30~19:00(ウェブ開催)
小林誠(東京経済大学)「フィジー・キオア島の土地をめぐる不安の記憶と語り」
質疑応答
佐野文哉(京都大学)「行為としての想起語り――フィジー手話話者の想起語りを事例に」
質疑応答
総合討論

11月7日(日)

カネとチカラの民族誌:公共性の生態学にむけて(内藤直樹)

9:00~12:00(ウェブ開催)
山北輝宏(日本大学)「ハウジング・ファーストの断片:物音・屋根・都市・失踪・帰還」
飯嶋秀治(九州大学)「ギャンブル、研究系、生態系」
総合討論

11月6日(土)

現代アジアにおける生殖テクノロジーと養育――ジェンダーとリプロダクションの学際的比較研究(白井千晶)

9:00~12:00(ウェブ開催)
嶋澤恭子(神戸市看護大学)「妊娠・出産(ラオス)」
諸昭喜(国立民族学博物館)「妊娠・出産(韓国)」
姚毅(東京大学)「妊娠・出産(中国語圏)」
松岡悦子(奈良女子大学)「妊娠・出産(インドネシア)」
小浜正子(日本大学)「妊娠・出産(中国)」
曾 璟蕙(奈良女子大学)「妊娠・出産(中国語圏)」
安 姍姍(中国・江南大学)「妊娠・出産(中国語圏)」
磯部美里(国際ファッション専門職大学)「妊娠・出産(中国タイ族)」
ディスカッション、次回の予定

環北太平洋地域の先住民社会の変化、現状、未来に関する学際的比較研究――人類史的視点から(岸上伸啓)

10:00~17:10(ウェブ開催)
大石侑香(神戸大学)「20世紀の毛皮の生産・流通・消費の変化」
加藤博文(北海道大学)「シベリアにおける近年の集団形成仮説と基層⽂化モデルの⾒直し」
平澤悠(東亜大学)「内陸アラスカ先史⽂化の変容過程とアサバスカン伝統の形成」

カネとチカラの民族誌:公共性の生態学にむけて(内藤直樹)

13:00~18:00(ウェブ開催)
工藤由美(国立民族学博物館)「マプーチェ医療をめぐる国家・先住民関係」
森明子(国立民族学博物館)「EU農業政策と景観」
モハーチ ゲルゲイ(大阪大学)「地球への薬効:薬剤耐性から考える公共空間の生態学」
久保忠行(大妻女子大学)「官僚制と自由のあいだで:難民のゲームとプレイのエコロジー」
高橋絵里香(千葉大学)「フリーライダーズ:都市郊外フードバンクにみる公正な分配のエコロジー」
木村周平(筑波大学)「世界の果てのホタテ」
丸山淳子(津田塾大学)「訪問するブッシュマン:観光ロッジ・開発拠点・牧場」
討論

2021年10月

10月31日(日)

カネとチカラの民族誌:公共性の生態学にむけて(内藤直樹)

9:00~11:55(ウェブ開催)
中野智世(成城大学)「『聖なる』共住の場:カトリック障害者施設のケア空間」
沢山美果子(岡山大学)「捨て子の生と公共空間―地域・時代・カネからみた」
藤原辰史(京都大学)「ボロとクズの歴史学」
総合討論

沙流川調査を中心とする泉靖一資料の再検討(大西秀之)

9:30~17:30(国立民族学博物館 第3演習室 ウェブ開催併用)
総合討論:アイヌ綜合調査資料の検討と評価
資料検討:「泉靖一アーカイブ」 N0.163、No.164、No.165、No.166、No.167

10月30日(土)

カネとチカラの民族誌:公共性の生態学にむけて(内藤直樹)

13:00~17:00(ウェブ開催)
北川由紀彦(放送大学)「路上で人と/動物と暮らす」
岩佐光広(高知大学)「寄りあつまりとしての森林鉄道:魚梁瀬森林鉄道を事例に」
三上修(北海道教育大学)「生態学の学問分野としての特性を問い直し、使える部分と使えない部分をより分けてみる」
内藤直樹(徳島大学)「難民キャンプのまちづくり」
岡部真由美(中京大学)「『善い布施』は何をもたらすのか?:現代タイ社会における布施、説明責任、そして開発」
討論

観光における不確実性の再定位(土井清美)

13:30~16:30(ウェブ開催)
土井清美(中央学院大学):本研究の趣旨・概要
共同研究各メンバーからの質疑応答・意見交換・提案事項

10月23日(土)

グローバル時代における「寛容性/非寛容性」をめぐるナラティヴ・ポリティクス(山泰幸)

13:00~17:00(ウェブ開催)
西尾哲夫(国立民族学博物館)「虚構の他者に投影される自己が遭遇する世界の不確実性についての覚書――新たな人間学としての物語論(ナラトロジー)をめざして」 
山泰幸(関西学院大学)「3年間の共同研究を振り返って」
成果出版に向けての打ち合わせ

被傷性の人類学/人間学(竹沢尚一郎)

13:30~19:00(国立民族学博物館 第6セミナー室 ウェブ開催併用)
竹沢尚一郎(国立民族学博物館)「被傷性の人類学/人間学に向けて――被傷性・共同体・ネオテニー」
松田素二(総合地球環境学研究所):コメント
全員の自己紹介と今後の研究方針について

月経をめぐる国際開発の影響の比較研究――ジェンダー及び医療化の視点から(新本万里子)

14:00~17:00(ウェブ開催)
新本万里子(広島大学)「月経をめぐる教育と知識――パプアニューギニア・アベラムの事例から」
丹羽典生氏(国立民族学博物館)「オセアニアにおける生理への対処に関する民族誌的試論」
打ち合わせ

10月17日(日)

心配と係り合いについての人類学的探求(西真如)

9:00~17:30(ウェブ開催)
加藤敦典(京都産業大学)「つながらない人々――現代ベトナム村落における高齢者の独居」
モハーチ・ゲルゲイ(大阪大学)「廃墟のケア——どん底における薬草栽培をめぐって」
森口岳(東京農業大学)「家族の政治学——ウガンダのスラムの一家族を事例にケアと葛藤をめぐって」
内藤直樹(徳島大学)「傾斜地でシコクビエが生き続けること――四国山地の世界農業遺産地域における土・異種・人間による行為の絡まりあい」
総合討論

10月16日(土)

心配と係り合いについての人類学的探求(西真如)

16:00~19:00(ウェブ開催)
馬場淳(和光大学)「関係論的変容とケア――パプアニューギニア・マヌス島における医療と法」
佐藤奈穂(金城学院大学)「カンボジア農村における子どものケアをめぐる社会関係」

10月11日(月)

拡張された場における映像実験プロジェクト(藤田瑞穂)

13:00~18:00(ウェブ開催)
川瀬慈(国立民族学博物館)「イメージの生とその増殖」
奥脇嵩大(青森県立美術館)「ミミズの抵抗――牡鹿半島での志賀理江子らの制作にみる「錯乱期」イメージ実践の可能性」
西尾美也(奈良県立大学)「アートプロジェクトを記録・アーカイブする二次的な語り直しの可能性:「感覚の洗濯 いわきツアー2017–2019」の実践を通して」
柳沢英輔(同志社大学)「エオリアン・ハープの実践を通して再構築される身体と環境の関係性」
藤田瑞穂(京都市立芸術大学)「イメージの受容とずれゆく感覚——展覧会の現場から」
村津蘭(東京外国語大学)「喚起する妖術師——マルチモーダル人類学と民族誌の拡張」
小川翔太(名古屋大学)「証言映画アウトテイク・アーカイブの映像学研究、フォト・エッセー」
金子遊(多摩美術大学)「ゾミアの遊動民——映画『森のムラブリ』について」
ふくだぺろ(立命館大学)「民族誌映画人類学映画について:アンチ・リアリズム、ポエティクス、実験の系譜」
佐藤知久(京都市立芸術大学)、矢野原佑史(国立民族学博物館)「art/based/research/based/art→art/as/research/as/art」
質疑応答

10月9日(土)

オセアニア・東南アジア島嶼部における他者接触の歴史記憶と感情に関する人類学的研究(風間計博)

13:30~19:00(ウェブ開催)
深川宏樹(兵庫県立大学)「〈他なるもの〉の記憶から〈他なるもの〉との生成へ ――ニューギニア高地の植民地期/脱植民地期における「白人」イメージの民族誌理論」
質疑応答
大竹碧(日本学術振興会/ 京都大学大学院)「住空間から強制移住の記憶を探る――マーシャル諸島共和国イバイ島を事例として」
質疑応答
総合討論

10月3日(日)

感性と制度のつながり――芸術をめぐる「喚起」と「評価」のプロセスから考える(緒方しらべ)

13:30~16:30(ウェブ開催)
緒方しらべ(京都精華大学)・兼松芽永(女子美術大学):本研究の概要と課題
古谷嘉章(九州大学):コメント
ディスカッション
寺村裕史(国立民族学博物館):古谷嘉章著『縄文ルネサンス』へのコメント
古谷嘉章氏からの応答
長谷川新(インディペンデントキュレーター):古谷嘉章著『縄文ルネサンス』へのコメント
古谷嘉章氏からの応答
構成員全員からのコメント・質問/ディスカッション

10月2日(土)

伝統染織品の生産と消費――文化遺産化・観光化によるローカルな意味の変容をめぐって(中谷文美)

10:30~16:30(ウェブ開催)
テーマ討議5「他者の布」とコレクション
五十風理奈(福岡アジア美術館)「美術作家が作品に用いる他者の布――福岡アジア美術館『記憶の衣服、心の布』展(2007年)より」
田村うらら(金沢大学)「日本における手織絨毯受容と消費」
奥村忍(みんげい おくむら)「中国少数民族の工芸の現状と流通~みんげい おくむらの買い付けから」
全体ディスカッション

戦争・帝国主義と食の変容――食と国家の関係を再考する(宇田川妙子)

13:30~16:30(国立民族学博物館 第2演習室 ウェブ開催併用)
牧みぎわ(桃山学院大学)「両大戦間期イタリアにおける小麦の品種改良――「小麦戦争」の遺産と20世紀の育種」
今回の発表に関するディスカッション
これまでの研究に関する中間ディスカッション

2021年9月

9月26日(日)

環北太平洋地域の先住民社会の変化、現状、未来に関する学際的比較研究――人類史的視点から(岸上伸啓)

10:00~17:10(ウェブ開催)
井上敏昭(城西国際大学)「グィッチン文化・社会の変化と現状」
近藤祉秋(神戸大学)「過去回帰言説から考える内陸アラスカ先住民の社会変化」
生田博子(九州大学)「南西アラスカにおける生存狩猟と北米最大の金鉱開発」

9月25日(土)

モビリティと物質性の人類学(古川不可知)

13:30~15:30(ウェブ開催)
橋爪太作(早稲田大学)「故地へ帰る道路――メラネシアから移動とインフラストラクチャーを考える」

9月18日(土)

グローバル化時代における「観光化/脱-観光化」のダイナミズムに関する研究(東賢太朗)

14:30~18:00(ウェブ開催)
岡本健(近畿大学)「脱観光化と新型コロナウィルスに関する研究計画」
東賢太朗(名古屋大学)「新たな観光様態に関する人類学的研究の計画」
全員「共同研究の中間総括と今後の展開に向けて」

9月13日(月)

戦争・帝国主義と食の変容――食と国家の関係を再考する(宇田川妙子)

13:30~16:30(国立民族学博物館 第2演習室 ウェブ開催併用)
井坂理穂(東京大学)「植民地期インドにおける飲酒とナショナリズム」
今回の発表に関するディスカッション
これまでの研究に関する中間ディスカッション

9月11日(土)

社会・文化人類学における中国研究の理論的定位――12のテーマをめぐる再検討と再評価(河合洋尚)

10:00~18:00(ウェブ開催)
川瀬由高(江戸川大学)「中国民族誌学とコミュニティ論」
コメンテーター:塚原伸治(茨城大学)
清水拓野(関西国際大学)「中国戯劇の人類学的研究と中国戯劇人類学」
コメンテーター:西尾久美子(近畿大学)
磯部美里(国際ファッション専門職大学)「中国の医療人類学に関する研究動向――民族医学を中心に」
総合討論 今後の見通しなど

9月9日(木)

「描かれた動物」の人類学――動物×ヒトの生成変化に着目して(山口未花子)

13:00~18:00(ウェブ開催)
山口未花子(北海道大学)「趣旨説明――動物描写を物質性から考える」
西澤真樹子(大阪市立自然史博物館)「博物館の動物標本は何を語るのか」
大石侑香(神戸大学)「西シベリア・ハンティの動物文様:種による表現の差異」
吉田ゆか子(東京外語大学)「バロンにおける動物表現の物質性」
長坂有希(香港城市大学)「制作を通して動物たちとつながりを持つこと――彼らが同志、師、守護者になるとき ――」
根本裕子(陶芸家)「土でかたどる生き物と感情」
全体討論「今後の予定について」

9月2日(木)

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

10:00~13:00(ウェブ開催)
森明子(国立民族学博物館)「難民割り当てというできごと――社会的なもののサイトについて」
全員 質疑応答

2021年8月

8月31日(火)

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

10:00~13:00(ウェブ開催)
浜田明範(関西大学)「つるすこと、住まうこと、刈ること――ガーナ南部におけるマラリアの空間」
全員 質疑応答

8月25日(水)

先住民と情報化する社会の関わり(近藤祉秋)

13:00~17:00(ウェブ開催)
伊藤敦規(国立民族学博物館)「現代米国先住民研究におけるデジタル協働民族誌の可能性」
山越英嗣(都留文科大学)「デジタルテクノロジーによるオアハカのストリートアートの変容」

8月20日(金)

グローバル化時代における「観光化/脱-観光化」のダイナミズムに関する研究(東賢太朗)

14:30~18:00(ウェブ開催)
須永和博(獨協大学)「マスツーリズムと先住民観光――北海道・白老地域のアイヌ観光を事例として」
東賢太朗(名古屋大学)「ビーチリゾートの「終わりなき日常」といくつかの事件:フィリピン・ボラカイ島の調査から」
全員「共同研究の中間総括と今後の展開に向けて」

8月11日(水)

月経をめぐる国際開発の影響の比較研究――ジェンダー及び医療化の視点から(新本万里子)

15:00~17:30(ウェブ開催)
椎野若菜氏(東京外国語大学)「 アフリカの男女学生の性・生理の知識――ケニア・ウガンダでの調査から」
岡田千あき氏(大阪大学)「月経・スポーツ・開発をめぐる四方山話」

8月5日(木)

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

10:00~13:00(ウェブ開催)
松尾瑞穂(国立民族学博物館)「インドのバラモン・都市中間層にみるサマージ(社会的なもの)の変化」
全員 質疑応答

8月1日(日)

感性と制度のつながり――芸術をめぐる「喚起」と「評価」のプロセスから考える(緒方しらべ)

13:30~17:00(ウェブ開催)
渡辺文(同志社大学)「パブリックがつくるアート、アートがつくるパブリック:ハワイ州を事例に」
緒方しらべ(京都精華大学)「感性と制度のはざまで:ナイジェリアの地方都市でアートが評価されるとき」
兼松芽永(女子美術大学)「『縄文ルネサンス』(古谷嘉章著)合評会に向けて」

2021年7月

7月31日(土)

人類学/民俗学の学知と国民国家の関係――20世紀前半のナショナリズムとインテリジェンス(中生勝美)

10:30~17:00(ウェブ開催)
中生勝美(桜美林大学)「今後の研究成果出版計画」
出席者:研究状況報告
池田光穂(大阪大学COデザインセンター)「『暴力の政治民族誌』合評会」

グローバル時代における「寛容性/非寛容性」をめぐるナラティヴ・ポリティクス(山泰幸)

13:00~17:00(ウェブ開催)
鍾以江(東京大学東洋文化研究所)「「内なる他者」のナラティブ:「裏日本」と近代日本」
研究成果出版に向けての打ち合わせ

7月30日(金)

食生活から考える持続可能な社会――「主食」の形成と展開(野林厚志)

13:30~15:30(国立民族学博物館 第3演習室 ウェブ開催併用)
小坂理子(東京大学)「インドネシア西ジャワの米食――動機からみた主食の考察」

7月25日(日)

環北太平洋地域の先住民社会の変化、現状、未来に関する学際的比較研究――人類史的視点から(岸上伸啓)

10:00~17:30(ウェブ開催)
第1回テーマ「新大陸北太平洋地域における先住民文化・社会の共通性と多様性――北アメリカ北西海海岸先住民文化を中心に」
岸上伸啓(国立民族学博物館)「趣旨説明」
岸上伸啓 (国立民族学博物館)「北西海岸先住民文化の変化と現状――ハイダ民族を中心に」
堀博文(静岡大学)「コメント」
立川陽仁(三重大学)「温暖化の認識について――カナダと日本の事例から」
野口泰弥(北海道立北方民族博物館)「環北太平洋北米地域における威信財の研究にむけて」
全員「全体討論」

7月24日(土)

グローバル化時代における「観光化/脱-観光化」のダイナミズムに関する研究(東賢太朗)

14:30~18:00(ウェブ開催)
安田慎(高崎経済大学)「脱領域化/再領域化する「中東都市」:湾岸諸国における旧市街開発を事例に」
奈良雅史(国立民族学博物館)「民族観光の展開:中国雲南省回族社会の事例から」
全員「討論――発表2事例をふまえて」

7月18日(日)

島世界における葬送の人類学――東南アジア・東アジア・オセアニアの時空間比較(小野林太郎)

13:00~16:00(国立民族学博物館 大演習室 ウェブ開催併用)
小野林太郎(国立民族学博物館)「インドネシア・トラジャと沖縄の葬送について」
山下晋司(東京大学)「トラジャのリアン(崖葬墓)──1976-1978調査日記から」
前田一舟(うるま市立海の文化資料館)「琉球の複葬とお墓-洗骨儀礼を中心に」
吉田佳世(追手門学院大学)「沖縄本島北部X地区の墓の変遷と女性の帰属」
総合討論

7月17日(土)

オセアニア・東南アジア島嶼部における他者接触の歴史記憶と感情に関する人類学的研究(風間計博)

13:30~19:00(ウェブ開催)
粟津賢太(上智大学)「私たちはなぜ黙祷をするのか――近代日本における追悼儀礼の成立と変容」
飯高伸五(高知県立大学)「発表へのコメント」
質疑応答(+休憩15分)
参加者全員「成果論文の執筆に向けた個別の構想発表」(+休憩15分)
全体討論

7月11日(日)

人類史における移動概念の再構築――「自由」と「不自由」の相克に注目して(鈴木英明)

9:30~13:30(ウェブ開催)
イントロダクション
薩摩真介(立命館大学)「移動と権力――『航海の自由』をめぐる抗争としてのジェンキンズの耳戦争」
園田節子(立命館大学)「前近代から近代への移行を考える――中国人移民労働者『華工』をめぐる諸課題」
左地亮子(東洋大学)コメント
総合討論

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

10:00~13:00(ウェブ開催)
中川理(国立民族学博物館)「周縁の生産性――フランスのモン難民が市場と出会うとき」
全員 質疑応答

7月10日(土)

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

10:00~17:00(ウェブ開催)
長坂格(広島大学)「濃密なコミュニティの模索――イタリアとイギリスのフィリピン系移住者が形成する二つのコミュニティ」
全員 質疑応答
三尾稔(国立民族学博物館)「宗教的空間が生みだす多次元的な関わり合い――インド西部の地方都市の事例から」
全員 質疑応答

7月4日(日)

伝統染織品の生産と消費――文化遺産化・観光化によるローカルな意味の変容をめぐって(中谷文美)

10:00~17:00(ウェブ開催)
テーマ討議4「手仕事と機械」
上羽陽子(国立民族学博物館)「手紡ぎだから安い糸」――アッサム野蚕糸の生産現場から
金谷美和(国際ファッション専門職大学)「手仕事と機械生産の境界はあるのか?――インド・木版捺染アジュラクの事例から」
今堀恵美(東海大学)「ローカル化されたテクノロジーとしての刺繍用ミシン――ウズベク刺繍の事例から」
佐藤若菜(新潟国際情報大学)「機械刺繍は衣装製作に何をもたらしたのか――中国貴州省ミャオ族の事例から」
総合討論

モビリティと物質性の人類学(古川不可知)

13:30~16:30(ウェブ開催)
土井清美(中央学院大学)「枠・誘惑・退屈――スペイン・サンティアゴ徒歩巡礼における叙述語的世界」

感性と制度のつながり――芸術をめぐる「喚起」と「評価」のプロセスから考える(緒方しらべ)

13:30~15:00(ウェブ開催)
田中理恵子(東京大学)「感性・制度・共同幻想:キューバ芸術音楽にみる「良きもの」と「流れゆくもの」」
ディスカッション

7月3日(土)

「描かれた動物」の人類学――動物×ヒトの生成変化に着目して(山口未花子)

10:00~14:00(ウェブ開催)
盛口満(沖縄大学)「描かれた動物――学校という場から考える」
齋藤亜矢(京都芸術大学)「動物を描く心、精霊を描く心の起源」
妙木忍(東北大学)「コメント」
全体討論「今後の予定について」

伝統染織品の生産と消費――文化遺産化・観光化によるローカルな意味の変容をめぐって(中谷文美)

10:30~18:00(ウェブ開催)
テーマ討議3「プリント技術とオーセンティシティ」
宮脇千絵(南山大学)「ろうけつ染め・シルクスクリーンプリントにみるモン衣装の伝統性の推移」
中谷文美(岡山大学)「プリント化する伝統織物――何が問題なのか」
窪田幸子(芦屋大学)「授産事業からハイアートへ――アボリジニのプリント布の展開」
上田文(関西学院大学)「機械捺染にみるデザイン・技術・生産――近代京都の染色産業から」
総合討論

感性と制度のつながり――芸術をめぐる「喚起」と「評価」のプロセスから考える(緒方しらべ)

13:30~18:00(国立民族学博物館 第7セミナー室 ウェブ開催併用)
民博収蔵庫見学「モノと制度のつながりの検討、及び、本共同研究の成果としての企画展の検討」
民博展示場(企画展スペース)視察「本共同研究の成果としての企画展の検討」
全体討論「考古学⇔芸術学・人類学間の互いへのアプローチの可能性の検討、本共同研究の成果としての企画展の具体的な検討」

カネとチカラの民族誌:公共性の生態学にむけて(内藤直樹)

14:00~18:00(ウェブ開催)
内藤直樹(徳島大学)「エコロジカルに考えることについて」
飯嶋秀治(九州大学)「Steps to an Ecology of Bateson’s Mind――ベイトソンの精神のなかの生態学とは?」
総合討論(全員)

7月2日(金)

「描かれた動物」の人類学――動物×ヒトの生成変化に着目して(山口未花子)

13:00~17:00(ウェブ開催)
山口未花子(北海道大学)「趣旨説明――想像上の動物と実在の動物を描くことから比較する」
山中由里子(国立民族学博物館)「人はなぜ想像界の生きものを描くのか?」
長谷川朋広(JP GAMES)「モンスターデザインと生き物たち」
小田隆(京都精華大学)「見られないものを可視化する――古生物復元という営み」
全体討論

2021年6月

6月19日(土)

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

13:30~17:00(ウェブ開催)
奈良雅史(国立民族学博物館)「排他がもたらす連帯――中国都市部におけるムスリム・コミュニティの変容」
全員 質疑応答

6月13日(日)

心配と係り合いについての人類学的探求(西真如)

10:00~17:30(ウェブ開催)
成果出版に向けたブレーンストーミング
中村沙絵(京都大学)「オンラインを活用したスリランカでの世代間関係の調査概要と出版に向けての構想」
有井晴香(北海道教育大学)「エチオピア・マーレ社会における禁忌の子をめぐるケア」
池見真由(札幌国際大学)「インドネシア都市スラムの地域コミュニティにおけるサニテーション価値連鎖と係り合い」
全体討論

6月12日(土)

オセアニア・東南アジア島嶼部における他者接触の歴史記憶と感情に関する人類学的研究(風間計博)

13:30~19:00(ウェブ開催)
桑原牧子(金城学院大学)「皮膚から紙へ刻み移す――ビーチコーマーと民族学者によるマルケサスのイレズミの記憶」
質疑応答
比嘉夏子(北陸先端科学技術大学院大学)「物のやりとりをめぐる齟齬ともつれあい――接触期における西洋人とトンガ人の事例」
質疑応答
全体討論

6月5日(土)

月経をめぐる国際開発の影響の比較研究――ジェンダー及び医療化の視点から(新本万里子)

13:00~16:00(ウェブ開催)
林耕次(総合地球環境学研究所)「月経をめぐる文化と文明:アフリカ熱帯のサニテーション事情を中心に」
松尾瑞穂(国立民族学博物館)「月経の禁忌の語り方――女人禁制や隔離はどう説明されるのか」
打ち合わせ

2021年5月

5月31日(月)

拡張された場における映像実験プロジェクト(藤田瑞穂)

13:00~15:30(ウェブ開催)
全員「拡張する映像イメージ――人類学とアート/表現と学術」

5月22日(土)

人類史における移動概念の再構築――「自由」と「不自由」の相克に注目して(鈴木英明)

9:30~13:30(ウェブ開催)
イントロダクション
田中鉄也(中京大学)「移動と家産継承――19世紀のマールワーリー商人の北インド内陸交易を事例に」
新免光比呂(国立民族学博物館)「流浪か、抑圧か――ルーマニア知識人の移動からみた自由/不自由の意味」
小林和夫(早稲田大学)コメント
総合討論

モビリティと物質性の人類学(古川不可知)

13:00~15:30(ウェブ開催)
西尾善太(京都大学)「激流のなかでアンカーを打つこと――ジープニーを通したフィリピン社会論」
「全体討論と今後の進め方について」

グローバル化時代における「観光化/脱-観光化」のダイナミズムに関する研究(東賢太朗)

14:30~18:00(ウェブ開催)
松本健太郎(二松学舎大学)「重層化する状況:モノとイメージのネットワークを紡ぐもの」
福井栄二郎(島根大学)「観光業と社会の分断?:ヴァヌアツ・アネイチュム島における社会変化から」
全員「討論――発表2事例をふまえて」

5月16日(日)

先住民と情報化する社会の関わり(近藤祉秋)

10:00~12:00(ウェブ開催)
北原モコットゥナ(北海道大学)「否認とパターナリズム――アイヌ民族をめぐるヘイトスピーチと公的言説――」
今年度の活動に向けての打ち合わせ

5月15日(土)

戦争・帝国主義と食の変容――食と国家の関係を再考する(宇田川妙子)

10:00~12:00(ウェブ開催)
林淑美(京都大学国際高等教育院)「カムチャッカ産の塩マスを好んだ台湾の⼈びと――⽇露戦争が変えた⽇常の⾷事――」

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

13:30~17:00(ウェブ開催)
難波美芸(鹿児島大学)「『実験場』としてのラオス・ルアンパバーン世界遺産登録地区――新たなインフラの導入と制度化」
全員 質疑応答

食生活から考える持続可能な社会――「主食」の形成と展開(野林厚志)

13:30~17:00(ウェブ開催)
梅崎昌裕(東京大学)「パレオダイエット」
池谷和信(国立民族学博物館)「『主食』の人類史」

2021年4月

4月25日(日)

統治のフロンティア空間をめぐる人類学――国家・資本・住民の関係を考察する(佐川徹)

13:00~17:00(ウェブ開催)
佐川徹(慶應義塾大学)現代世界におけるフロンティア空間の動態
後藤健志(国立民族学博物館)フロンティア牧畜論――フラクタル概念を手掛かりに
大澤隆将(総合地球環境学研究所))熱帯泥炭地の資本による領域化――インドネシア、リアウ州の一村落における土着性の相克
久保忠行(大妻女子大学)観光開発とフロンティア――ミャンマーのコミュニティ・ベースド・ツーリズム
岡野英之(近畿大学)ゾミアに引かれた国境線を越える――タイ=ミャンマー国境地帯における統治の浸透とシャン人移民の歴史的変遷
近藤宏(神奈川大学)「フロンティア空間」と「境界に住まう者」――コロンビア、国内避難先住民の移動と闘争
総合討論

4月24日(土)

不確実性のなかでオルタナティヴなコミュニティを問う――モノ、制度、身体のからみあい(森明子)

13:30~17:00(ウェブ開催)
古川不可知(九州大学)「道という空間、歩くことの共同性――ネパール・ヒマラヤの山岳観光におけるモノ・制度・身体の偶然的な出会いについて」
全員 質疑応答

4月17日(土)

人類史における移動概念の再構築――「自由」と「不自由」の相克に注目して(鈴木英明)

13:30~17:30(ウェブ開催)
イントロダクション
寺村裕史(国立民族学博物館)「考古学(考古資料)は人の移動をどのように語れるのか?――ウズベキスタンでの発掘調査を事例に――」
向正樹(同志社大学)「東遷したアラブ・ペルシャ系舶主―宋代朝貢記事を横につないでみる―」
池谷和信(国立民族学博物館)コメント
総合討論

グローバル化時代における「観光化/脱-観光化」のダイナミズムに関する研究(東賢太朗)

14:30~18:00(ウェブ開催)
越智郁乃(東北大学)「地域文化の翻訳:新潟県新潟市とフランス・ナント市の芸術祭を事例に」
藤野陽平(北海道大学)「親日台湾を求めて:観光化する台湾の日本神の例から」
全員「討論―発表2事例をふまえて」

4月10日(土)

ネオリベラリズムのモラリティ(田沼幸子)

13:30~18:00(ウェブ開催)
田沼幸子(東京都立大学)「ネオリベラリズムの民族誌の可能性」
椿原敦子(龍谷大学)「イラン・テヘランにおけるホセイン追悼儀礼における<自己>」
谷憲一(一橋大学)「身体をめぐる規範とホセイン追悼儀礼:現代テヘランの事例から」
佐々木祐(神戸大学)、相島葉月・八木百合子(国立民族学博物館)「討論」